約 3,761,659 件
https://w.atwiki.jp/seirei_san/pages/139.html
シルフ レア 必要魔力 10 飛行 俺嫁→ 攻撃 防御 TOTAL 親愛度MAX 1836 2108 3944 3000 誕生日 3月25日 身長 118cm 体重 12kg 3サイズ スキル 斬撃効果 前列の敵全体に大きなダメージを与える強化後スキル つむじ風効果 敵全体に大きなダメージを与える 親愛度 コメント 低 風吹け吹けー!きゃっスカートが…ん?何?「見えた!」って…何!?何が見えたの? 中 風吹け吹けー!きゃっ肩ヒモが…ん?何?「惜しい!」って…何!?何が惜しいの? 高 風吹け吹けー!きゃっまたスカートが…ん?何?「もう少し!」って…何!?何がもう少しなの? 嫁 風吹け吹けー!あはっ見えた!何がって?驚いているキミの可愛い顔だよ! 親愛度 セリフ 低 ね、今日はどこ行く? いい風ふいてるね~ 風のいたずらしちゃうぞ~ どう気持ちいい?風。 中 風が泣いている…なんてねっ♪ スカートひらひら気持ちい〜 ね、手つなご! 怒らせたら、竜巻起こしちゃうよ? 高 服のうしろのヒモ、結んでくれない? 今日は風が騒がしいね ね、笑って? またいっしょにあの丘に行こう? 嫁 いっしょに風を感じてたいな こういう感じ、ハジメテかも… ね、私のこと好き? いつでも私はここにいるよ… スキンシップ後 朝 おはよう〜! 夜 また明日元気に遊ぼうね! なでなで キャッ!どさくさに紛れてスカートめくっちゃダメーっ! その他 誕生日 今日は私の誕生日だってー!割とどうでもいいかも! 俺の嫁クエスト~シルフとお祭りに行こうよ!~ +... 開始前 今夜、風の神様を祀るお祭りがあるんだ!いっしょに行こう! エリア1「屋台街1」 進行時 わたあめ屋さん!私もわたあめ作りたい!上手にできるかな? いろんなお店があるね!並んだ提灯がとってもきれい! ふわぁ~お店の熱気にほてった体に、夜風が気持ちいい~ 奥に神社があるんだって…ここの風の神様って誰なんだろうね? カットイン その浴衣、似合ってるよ♪お祭りには浴衣が一番だね♪ クリア時 わたあめ出来たよ!食べながらあっちのほうに行ってみようよ! エリア2「屋台街2」 進行時 キミもなにか買ってきて半分こしよう?ね? 大きすぎたかなあ…わたあめはんぶんこしよう?ひとりじゃ食べきれないもの! わたあめ甘~い!ちょっとシャリシャリする感触も好き! たこ焼きもおいしそう…買いすぎかなあ…?お祭りなんだしいいよね♪ カットイン へ?ほっぺにわたあめがついてる?とってとって~! クリア時 金魚すくいがある!一回やってみてもいいかなあ エリア3「屋台街3」 進行時 金魚を「救う」から金魚すくいなのかなあ…?ま、いっか! 射的とかも、私の風の力で倒したら…ダメだよねやっぱり… まだまだ! ポイが破れそうになってからが勝負なんだからねっ! 金魚を見てるだけでも楽しいよね!こんなにたくさんなかなか見ないし… カットイン やったー!一匹すくえたよ!なかなかうまいでしょ~ クリア時 もうすぐ花火が始まるんだって!どこか見えやすい場所はないかなあ エリア4「屋台街4」 進行時 むぎゅう~!あっちの人が少なそうな道に行こっか! このお祭りの花火って有名なんだって。賑わってきたね だんだん精霊が増えてきたね。はぐれないようにもっとくっついて歩こ! 手、離さないでね…? カットイン きゃああ!ごっごめんね!つい抱きついちゃった… クリア時 あそこの丘は人が少なくて花火がよく見えそう!行ってみよう! エリア5「見晴らしのいい丘」 進行時 ここからだと花火がきれいに見えるね~いい場所見つけちゃった! 上ばっかり見てるから、ちょっと首が痛くなってきた~ あ、見て!あの花火なんの形だと思う?精霊の顔に見えない? た~まや~…って言うの?どういう意味?人間界の花火の名前? カットイン どうしたの? 私の顔ばっかり見て……フフ、なんだか照れるよ…… クリア時 花火、もう終わりかなあ?せっかく神社に来たからちょっと歩こう? エリア6「丘の風神神社」 進行時 帰りにまたお店に寄ってもいいかな?エヘヘ… 次のお祭りも絶対二人でこようね! 夫婦円満のご利益とかあるのかな…この神社 こんなお祭りをしてもらえるなんて、ここの神様は幸せだね カットイン 私はキミだけの風の精霊だから、いつまでも、ずーっといっしょだよ! クリア時 きれいな風の力を感じる……これは……? ボスバトル 開始前 お祭りセト「シルフちゃん!お祭りの最後を飾る、特大花火を打ち上げるのに風の力が必要なんだ!バトルで協力してくれないかい?」シルフ「セトちゃん!そういうことならまかせて!いっくよー!」 敗北時 「ううっ…次は絶対上手くできる!諦めないんだから!」 勝利後 嵐の神セト「ふぅ…ありがとう!きれいな花火があがったよ!」特大花火は風の力できれいに上がった!シルフ「やったー!大成功!」 終了時カットイン すごくおっきい…すっごいきれい…!私…今日見たものを絶対に忘れない! 終了時 風の神様のおかげかな?力が湧いてくるよ! 体力切れ 体力がなくなったの?ちょっと休んでて!お店で何か買ってくるね 高セリフ:服のうしろのヒモ、結んでくれない?/今日は風が騒がしいね/ね、笑って?/またいっしょにあの丘に行こう? -- 名無しさん (2012-12-30 11 42 06) なでなで キャッ!どさくさに紛れてスカートめくっちゃダメーっ! 誕生日 3月25日 -- 名無しさん (2013-08-07 21 19 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/liargame-umg/pages/123.html
ヴァスターZERO(id ruuki-pokemon) 2012年7月25日現在:中学二年(13) 比較的新しいBLGが初参加の新参者。 しかし、そのゲームで常連メンバーと並ぶ決勝進出を果たしており、大健闘を果たした。 また、年齢も他の常連に比べると低く、この年齢でのこの成績は実力が十分にあると言えるだろう。 各ゲームでの成績 ゲーム名 成績 備考 UMG1 未参加 UMG2 未参加 UMG3 未参加 UMG4 未参加 UMG5 決勝進出 TRICKERGAME 未参加 UMG復刻版 ADG LDG 夢幻1 夢幻2 Betrayer s AWG SDG1 SDG2 SDG3 SDG4 BLG
https://w.atwiki.jp/yasamasu/pages/476.html
【名前】シルフ 【タイプ】ひこう/フェアリー 【特性】 【技x:エアロブラスト、あられ】 こうげき: ぼうぎょ: とくこう: とくぼう: すばやさ: 【ポテンシャル】 『風妖精の魔法』… 自身の技に「10割:速+1」の追加効果を付与する。 『風妖精の凍傷』… 自身の「速」が上がった時、中確率で相手に体力の1/8の「氷」ダメージを与える。 『トライアングル・メイジ』… 三属性を極めし『キャスター』として、自身の『先』を『極』める。 【備考】 榊遊矢の手持ち 戻る
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/450.html
『ZERO』 ――王が眠りし要塞、アヴァロンダム。 発電の名目で造り上げられた其れは、各種火器からMT・ACまで、多種多様な武装で固められ、クーデター軍『境界無き世界』の要塞と化していた。 最初は地上に進出した一企業に過ぎなかったベルカは、旧世代の人間が遺した超技術によって急激に勢力を拡大。それに危機感を抱いた企業は結束し、両陣営の戦いは始まった。 当初は旧世代の遺産を使いこなせるわけもないと他の企業は高を括っていたが、あろうことかベルカは、その技術を応用し、数々の高性能兵器を造り上げた。 ACの装甲でさえ一瞬で消失させる出力を誇る超高層光学砲『エクスキャリバー』。 移動可能な要塞と称されるほどの巨大な航空機『フレスベルグ』。 ベルカは当初の『超技術により勢力を拡大する』という目的を失って暴走していた。 対する企業はベルカに対抗すべく連合を結成。人型機動兵器を駆る傭兵『レイヴン』を主力とした部隊を戦線に投入。ベルカの戦力を殲滅し、ベルカの上層部の人間を追い詰めるに至った。 そこでベルカは狂気の兵器を放った。旧世代の兵器を改造し、戦闘に使用したのだ。正式名称は不明。敵性因子と認定したものを完全に排除し、殺戮する小型の兵器群。ベルカの領域に攻め入った企業連合軍はほぼ壊滅。兵器群はそれに止まらず、一般市民まで殺戮し、多くの都市が灰燼と化した。 これにより企業連合のやり方は激化する。ベルカ関係者は殺し、捕まえれば拷問し、破壊しつくす。ベルカを攻撃するためには多少の犠牲も厭わない。そこに利益は関係なく、ただ憎悪のぶつけ合い、そう、かつてあった『戦争』が完全に再現されていた。 これが、大量破壊兵器によって体制を崩壊させて世界を変えようと目論む『境界無き世界』が行動を起こす引き金となった。 その泥沼の状況を打破したのは、数人の傭兵であったと後の資料は語る。 レイヴンネーム『サイファー』 ACネーム『アンブロジウス』。企業とベルカが凌ぎを削った戦場で才能を開花させ、圧倒的な力を持って勝利し続けた傭兵。ガルム小隊を率いた。 ベルカ絶対防衛戦略領域B7R――通称『円卓』にて劣勢となった企業連合軍を支援し、ベルカが雇ったレイヴン、そして中核部隊を撃破。あまりの強さに『円卓の鬼神』の異名をとり、超兵器エクスキャリバーを引き抜き、フレスベルグを空から引きずり降ろしたイレギュラー。 レイヴンネーム『ピクシー』 ACネーム『ソロウィング』。かつて戦場で、機体の片腕とメインブースターを失いつつも、敵ACを排除した経験を持つ凄腕のレイヴン。別名『片羽の妖精』。サイファーと共同で戦闘し、企業連合の勝利に多大な貢献をした。 企業軍とベルカの戦闘による惨状を目の当たりにし、クーデター勢力『境界無き世界』へと入る。 その後――。 紅い光線が迸るや、アヴァロンダムに居た矮小な一機のコアに突き刺さった。その機体は、オーバードブーストのエネルギー炎を滅茶苦茶に吹き散らし、機動を挫かれ後方に弾け飛び、永遠に沈黙した。直ぐ隣に居た機体のモノアイが正面を見据える。 先ほどまで隣に居た僚機を失ったACは、藍色の両腕を微かに身じろぎさせた。 レーダーに映るのは、たった一機の『敵』。視界に映るのは、強大な宿敵。 その敵は、相手に通信を繋ぎながら、アヴァロンダムの地下室直通のエレベーターから降りた。 右腕と同じ色の赤いモノアイが、青色のモノアイと向き合う。 終焉は始まりと同じような日。 聞きなれた男の声が『円卓の鬼神』の鼓膜を静かに叩く。 ≪―――……戦う理由は見つかったか?≫ ≪相棒≫ その男の名は、『ラリー=フォルク』。 かつての相棒であり、―――……今の敵。 Without begining or end, the ring stretches into the infinite. 【…Please wait.】 【Mission Update.】 ≪降ってきたか≫ ピクシーが呟いた。 灰色の空から白い雪が降り始め、二人の間に注ぐ。 と、アヴァロンダムの数十箇所のロックが解除され、小さく蒸気を噴出した。アヴァロンダムという仮面の下には、旧世代に使用されたという大量破壊兵器を搭載した弾道ミサイルが隠されている。制御装置は破壊したはずなのに動く。それは、一つの事実を示していた。 オペレーターからの通信。 ≪アヴァロンダムで動きが……!? ……レイヴン、時間を下さい。企業と共同で分析に入ります。片羽が出てきたのには必ず理由があるはずです。彼を撃破して下さい≫ ≪……糞ッ≫ サイファーは返事とも言えぬ返事をオペレーターに返すと、本能に従って機体を右にへと回避行動を取らせる。刹那、ピクシーのソロウィングの右腕から常識外の威力のレーザーが照射され、今しがたサイファーが居た場所を埋め尽くした。 息つく間も無くの緊急回避。 レーザーが寒空を薙ぐ。 サイファーは地面を蹴って射線から逃れ、機体の右腕に握られたマシンガンを乱射した。ミサイルは品切れ。残る武装はマシンガンとライフルだけだ。 だが相手は片羽の妖精。片腕とメインブースターを損失しながらも敵ACを排除したこともあるトップランクレイヴン。あっさりと回避してみせれば、背中に背負った大型のブースターを使用しOBかくや、想像を絶する加速で距離をとる。 ピクシーの機体『ソロウィング』は、サイファーが最後に眼にしたそれとは違っていた。追加ブースターは脚部の半ばに届くほど大型化され、エクステンションがつくべき場所にミサイルポッドらしきものがある。右手にあるのはレーザー砲。左手にはスナイパーライフル……これも大型化している。コアに至っては原型を留めていない。 レーザー砲の威力にしても、背面のブースターにしても、企業が造るそれと比べてみても、性能が圧倒的に違う。旧世代の技術を使用しているとみて間違いは無い。使用と言ってもベルカから接収したのだろうが。 双方、距離は遠距離。有効射程が中距離までの武装しか持たないサイファーは、なんとかして接近せんとブーストにエネルギーを注ぎ込む。鬼神の乗機『アンブロジウス』のモノアイが残像の糸を作った。 ソロウィング、右腕の超大型レーザー砲を構え。アンブロジウス、体を捩る。 紅いレーザーが一瞬で二人の間に直線を結ぶ。 ピクシーはレーザー砲をブレードのように振った。 サイファーは、射線から逃れるためにOBを起動。紅い光に機体を持っていかれるよりコンマ数秒早く、空中へと舞い上がることに成功。回避開始。キーンと耳に響くレーザーの音にサイファーは顔を歪めつつも、OBからもたらされる推力にてピクシーに距離を詰める。 掠っただけで致命傷に成りかねない。 ≪不死身のエースってのは戦場に長く居た奴の過信だ≫ レーザー砲停止。銃口の側面に設けられた冷却板が開き、蒸気を噴く。紅い右腕の巨人、背面の大型ブーストで敵を誘うようにふわふわとした戦闘機動を開始。 藍色の両腕を持つ巨人は、左腕のライフルで狙いを定める。 ≪お前のことだよ、相棒≫ ≪機体の性能にかけてよくも言える≫ ≪……変わらないな≫ ≪……人はそう簡単には―――変わらないものだッ≫ アンブロジウスが青い翼を抱いた。コアの背面、装甲の一部が開き、ジェネレーターから供給されるエネルギーを推進炎に変換、800kmの猛速度を瞬間的に叩き出す。跳躍、メインブースターに点火。地面から僅かに浮かび上がる。 ソロウィング背面の大型ブースターが俄かに光を帯び、900kmに迫るか超えるかという速度へと押し上げる。 金属製の巨人二機が銃を向け合った。 レーザー照射。左腕スナイパーライフル発射。 マシンガン連射。ライフルの連続射撃。 銃声がアヴァロンダムに響く。 ≪これが、意味のあることだと、言う、つもり、か!≫ ≪企業が、世界を支配し、利権で焦土を作り出す体制を、打破するだけ、だ!≫ 二人の距離が近距離へ。 宙に足場でもあるような高速旋回、機動。 OBの出力は、全高10mの兵器をレシプロ戦闘機並みの速度に達させるほどで、操縦者の身体にかかるGは並大抵のものではない。声を出すのも楽ではなく、全力疾走しているようになり。 サイファーがピクシーの背後を取る。マシンガンを拳を突き出すように向け、躊躇無く背中に弾丸を浴びせんとするが、次の瞬間にはピクシーの機体は掻き消え、死角からこちらにレーザー砲をむけようとしていた。 アンブロジウス、OB停止。サイファーの体をGが襲う。視界が赤くなる。推進炎の青が消滅するより早く地面に着地、脚部の爪を食い込ませて急旋回、右腕で体勢を整え、左腕のライフルを構えた。 距離、中距離。 ピクシーはレーザー砲を発射しようとして――出来なかった。何故か。理由は文章化出来るほど単純ではない。もしするとしたら、それは『畏怖』とでも言うのだろうか。 レーザー砲を―――卑怯な性能の兵器が相手だと言うのにも関わらず、一切動じることなく銃を向けてくるAC。ピクシーは青い色を浮かべたモノアイの奥に、確かに『鬼神』を感じた。幾人ものレイヴンを撃破してきた、真のエース。全てを焼き尽くす戦いの申し子。その内に宿る強い意思。 ピクシーの背筋にぞくりと来るものがあった。 ブースト全開。距離を取らんとして上空へと舞い上がる。だが、遅かった。 ≪く……!≫ つい、とアンブロジウスが右手のマシンガンの暗い銃口を向ける。右と左の二丁がソロウィングを睨む。青の視線が細くなった。 射撃開始。MT程度の装甲ならあっさりと射抜くことが出来るライフル銃と、弾を大量に吐き出すマシンガンが銃火を発する。同時にブースト再点火。離脱しようとしたソロウィングに追いすがる。 一瞬の判断の遅れが、ピクシーの機体に弾丸を到達させる要因となった。 レーザー砲を握る腕から、ガガガッ、と音がした。サイファーから距離を取った場所に着地したピクシーは、頼れるレーザー砲がスクラップになったのを見、その場に捨てた。こんなものだ。完全なる兵器など無いのだ。例えそれがベルカの掘り起こした旧世代の技術とはいえ。 ブーストに点火。背負った大型ブースターが唸り、ただそれだけで通常のAC以上の速度を得る。ブーストでサイファーの方に旋回して映像を拡大。足から火花が散った。 サイファーはマシンガンとライフルの残弾を視線を逸らさず確認。そこでピクシーのレーザー砲が地面に転がっているのを見た。機体をアヴァロンダムの地面を削るように停止させる。ただし警戒は緩めずにマシンガンを構えて。 オペレーターからサイファーに通信。操縦画面にオペレーターの緊迫した顔が映り、その下に各種の情報や音声グラフが表示される。 ≪レイヴン、第一分析を終了しました! V2制御用と思われる信号が片羽の機体から発信されています。撃破すれば、V2の発射を阻止することが出来るようです!≫ ≪了解。増援は期待出来ないか?≫ ≪はい。本作戦に投入された戦力は、ダムの前で足止めを喰らっています≫ ≪了解。妖精を落とす。全力でな≫ 通信を切るよりずっと早くソロウィングが動いた。本来ならエクステンションの部位に装着されているミサイルポッドの発射口が開いた。 ―――来る。 サイファーの想像よりもずっと軽い音と共に、ミサイルが一発だけ天空に向けて飛び出した。ミサイルの大きさは中型ミサイルと大型ミサイルの中間と言ったところ。追尾するでもなく、速いでもなく、サイファーのほうに間抜けな動きで飛んでいく。 サイファーは恐怖した。否、恐怖というより、銃を眉間に突きつけられたときの感覚に似ている。傭兵として戦場を駆け抜けてきたからこそ分かる感覚。 アンブロジウスの両腕両脚が後ずさる為に動いた。メインブースターの可変ノズルが頭部を擡げ。 『避けろ』。 ≪うおおおおッ!?≫ 爆発。大閃光。震動。 着弾にはずっと遠い場所でミサイルが『炸裂』した。正式名称『多用途炸裂弾頭ミサイル』というその兵器は、爆発と同時に子爆弾をバラ撒いて広範囲に損害を与える兵器であるというのをサイファーは知らない。だが『喰らったら死ぬ』という知識を得ることは出来た。 ダムの手前では、航空機、MT、ACがごっちゃ混ぜになって戦っていて、サイファー……ガルム隊の任務成功を支援してくれている。ミサイルで尾翼を吹き飛ばされた戦闘機がアヴァロンのガンタワーに突っ込んだ。それが敵なのか味方なのかはサイファーには分からなかった。 彼らそしてサイファーは、企業、権利、人種、それら全て関係なく、世界の滅亡の危機に立ち向かっているのだ。 レーダーロック。サイファーが体勢を戻し、攻撃を仕掛けんとする前に、ピクシーは多用途炸裂弾頭ミサイルを放ち、機動力を活かして距離をとろうとする。機動力があるということは、絶対的とは言えないが戦闘を有利にするのである。 ≪企業による支配、それに伴う無意味な戦い。利権を毟り合い、結果、今の戦いがある。企業の連中が……いや、今の人類が利益を求めて続け、旧世代の技術を乱用したらこれまで以上の間違いを起こす。全てをやり直す。その為のV2だ≫ ≪ピクシー……ラリー。お前は思想家か何かになったつもりか? 世界は容易く変わらない≫ ≪世界は一度変わった。かつてあった国家が企業に移行したように≫ サイファーはOBを起動した。多用途炸裂弾頭ミサイルを回避するのではなく、一気に相手の懐に飛び込まんと。自分自身を害する機能は付いていないと踏んでの行動。自分が発射したミサイルで被害を受けるようなことはないはずなのだ、きっと。 青い翼が暴力的なまでの速度を生み出し、『鬼神』を『妖精』へと肉薄させる。 何かを笑うような声でピクシーがサイファーに言う。 ≪相棒、皮肉だな。終止符打ちが番犬ガルム同士だとはな≫ ≪抜かせ!≫ 敵機、ガンの射程内。 アンブロジウスの両手のマシンガンとライフルが連射される。AC専用兵器から発射する高威力のそれはしかし片羽の妖精を捉える事は出来ず。またソロウィングの発射したスナイパーライフルの高速弾も円卓の鬼神を捉えるに至らない。 知力と武力、生きる力と力のせめぎ合い。円を描くようにお互いがお互いの隙を窺いあい、武器を行使する。上空から見たならば二人は一つの円環を創り上げているよう。 多用途炸裂弾頭ミサイルは発射した主を傷つけることなく、敵を傷つけることなく飛行していき、アヴァロンの空に巨大な華を咲かせた。 弾が切れたのか、ソロウィングからミサイルポッドが地面に落ちた。機体から与えられた慣性で硬質な地面の上を火花を散らしながら滑って止まる。 ≪戦いに慈悲は無い。生きる者と死ぬ者が居る。それだけだ≫ ≪それがお前の答えか、ラリー!≫ ≪奮い立つか? ならば俺を落としてみせろ、円卓の鬼神≫ ≪……いいだろう。俺は任務を遂行する。片羽の妖精の最後の羽をへし折る≫ 跳躍、空中でブーストを使用しての姿勢制御、そして射撃。ACの機動性を利用して、鬼神に妖精が襲い掛かる。馬鹿げているとしか思えない程の出力を持つ大型ブースターが絶叫した。瞬間的に、白く長大な一対の翼がソロウィングの背中から発生、10mの躯を突貫させた。 藍と紅、交錯。距離、接近。射撃開始。 牽制、マシンガンで弾丸の壁を作るように叩きつけん。ライフルで相手の頭部を吹き飛ばさんと向けて。 回避、高速で離脱しつつスナイパーライフルで射撃。 どちらがどちらなのかが分からなくなるほどの接近戦。サイファーが銃を向ければ、すかさずピクシーが銃で銃を払いのけ、発射。銃口が跳ね、硝煙が空気に溶け行く。 距離が離れた。お互いが相手の様子を観察し合い、最良の場所と攻撃方法を模索する。 サイファーは焦燥感と共に、違和感を覚えていた。確かに機体の性能は凄いだろう。大型ブースターがたたき出す推進力はOBに匹敵する。だが、武装といえばスナイパーライフル程度に減り、攻撃の頻度も落ちているように感じられたのだ。 ならば今が好機。もたもたしていればV2が発射されてしまう。そう考え、両腕の武器の状態を確認すると、一気にピクシーの元へと飛び込んでいく。 ピクシーはソロウィングを後退。口を開く。 ≪時間だ≫ 突然、二人のACが揺れた。 ちょっとやそっとの震動や衝撃ではビクともしない巨躯が、確かに揺れている。二人のいる場所、アヴァロンダムの各所の隠されたハッチが開くや、大型のミサイルが顔を覗かせ、宇宙に向けて一目散に飛翔し始めた。 数十もの弾道ミサイルは、火山が噴火したときのような轟音と、煙の柱建つ風景を創造し、SF小説の世界最終戦争を思い起こさせるようであったが、それでいて幻想的でもあった。 オペレーターからサイファーに通信。 ≪レイヴン、V2の発射を確認!≫ 状況は最悪だった。 ミサイルブースターの排気にも機体を動揺させなかったピクシーは、スナイパーライフルを見せ付けるように『変形』させた。 ≪惜しかったなぁ、相棒。歪んだパズルは一度リセットすべきだ≫ スナイパーライフル後部の機構が前にせり出し、僅かな光を帯びて。 ≪このV2で全てを『ゼロ』に戻し、次の世代に未来を託そう≫ ≪次の世代まで焼き払うつもりか、片羽!≫ ≪人類を殺すことは極めて難しい。しかし、変えることはできる≫ 悟ったような声。 それは、戦いの最中に『理由』を見つけ出した一人の男の言葉。 ソロウィングが赤のモノアイを揺らし、左腕のスナイパーライフルを構えた。それが合図だったのか、背面の大型ブースターが『ノズルをパージ』して、あたかも天使の翼のように広がった。大型ブースターの所々から棘状の部品がせり出したかと思えば、緑色の『機体を包み込む防御障壁』が展開された。 サイファーに通信。 ≪レイヴン、片羽の機体解析を完了しました。コードネーム『モルガン』。旧世代の技術を使用した超高出力ジェネレーターから供給されるエネルギーで高火力、高防御、高機動を実現したACを原型にしている機体です。現在、貴方の火器ではあのシールドを打ち破ることは出来ません≫ ≪弱点は?≫ ≪あります。武器を発射する都合上、正面部にシールドがありません。正面から攻撃して、彼を止めて下さい。……決して、決して、死なないで下さい。円卓の鬼神、幸運を祈ります≫ ≪了解。通信終了≫ ―――……雪は未だに止まない。 雪を揺らめかせるのは、人類を焼き払う威力を持ったミサイルブースターの風。 最後の地の戦いはまだ終結しない。 ≪俺とお前は鏡のようなものだ≫ ピクシーの静かな声を合図に、サイファーが動いた。 マシンガンの残弾は決して多くない。果たしてこれで片羽の妖精を落とせるかどうか、疑問が残る。ライフル一丁で落とせるほど片羽はヤワではないのだから。 二人の機体のコア背面が開いた。 次の瞬間、アンブロジウスは青の、ソロウィングは緑の火炎を噴出させて真正面から攻撃を開始した。相対速度、優に音速以上。 ソロウィングは左腕のスナイパーライフルを構え―――刹那、電流を纏った超高速弾が数瞬ほど前にアンブロジウスの右腕があった場所を穿った。独特の音が戦場に響く。 サイファーに額に浮かぶ汗を拭う暇は無かった。マシンガンを通り間際に浴びせかけるが、シールドに阻まれて損傷を与えることが出来ない。スナイパーライフルがレールガンになっていた、それ自体に驚くこともないような気がしてきた。 交錯、通過、旋回、再度OB起動、接近。 最初にピクシーが口を開き、サイファーが後から口を開く。 ≪向かいあって、初めて、本当の自分に、気が……つく≫ ≪だが、鏡に映った姿は、常に正反対、だぞ≫ Gで腹部を圧迫されているような会話になる。 ソロウィングのレールガンが咆哮した。アンブロジウスの右肩スレスレに弾丸が青い軌跡を描き、電流が装甲を撫でた。ほぼ同時、アンブロジウスのマシンガンが真正面からソロウィングのコアに数発だが命中。火花が咲く。 OBの余力で、二人はまた遠ざかった。 ≪もう一度正面からだ!≫ ≪行くぞ片羽!≫ オペレーターからの通信。 ≪レイヴン、急いでください。あと五分でV2が再突入します!≫ ≪分かっている!≫ ラジエーターが熱を排除しようと悲鳴を上げるのを無視し、OBを起動。鬼神の鎧を、妖精を討つ為に宙へと持ち上げ、飛ばす。 緑の装甲に身を守られた妖精は、電流迸る銃を持ち上げ、地面を蹴り、OBで正面から向かっていく。 青い線が鬼神の右肩を僅かに抉り、バラけた弾丸の群れが妖精の脚部に命中した。 正面からの一騎打ち。突撃槍の突き合い。最後の地での決闘。 よろめいたかと思えた妖精は、しかし、一瞬で体勢を整えると、弾丸の命中した脚部を奮い立たせ、地面に着地して痕跡が残るほどの速度で急旋回、そしてまたOBを起動。 傷ついた右腕を庇うこともせず、鬼神は、持てる最大の推力を得るために旋回し、OBを起動し、両手の武器を構えた。 ≪ここで全てが決まる≫ ≪そうはさせん≫ ≪甘くなったな、相棒≫ ≪違う、この世代を、人類をもう少し見て居たくなっただけだ≫ 両者が、放たれた槍のように飛び立つ。 接近。 青と緑の閃光が、一瞬にして相手がいた場所へと移動。青の電流と、弾丸が、灰色のアヴァロンダムに音を放つ。 鬼神の機体、その右腕が電磁投射砲弾の直撃を受け、肘から先が弾け飛び、破片とオイルを地面に振り落とす。妖精の機体、そのコアに銃弾がねじ込まれ、装甲のいくらかを進行方向の反対側に落とした。 また距離を取った二機の機動兵器は、暫しの間動きを止める。 OBで機体は熱を帯びて、触れそうになる雪は放射熱で気化していく。 季節違いの陽炎が二機を包んでいる。 意地と意地のぶつかり合い、イデオロギーの衝突、宗教戦争。そのいずれにしても、勝利をもぎ取るのは力のあるほうに他ならない。勝ったほうが、選択肢を得る。片や世界のリセット。片やリセットの停止。 殺し屋と医者が相成れぬように、二人もまた、相成れない。 ≪お互い腕は衰えていないな≫ ≪あぁ、久しぶりの被弾だ≫ かつて酒を飲み交わした時のような口調。 サイファーは、アンブロジウスの右腕が半壊したことを示す表示を見つつ、残った左腕のライフルをピクシーのソロウィングに向けて一発撃つ。 ピクシー、二つ名を体言するような華麗な動きで回避すると、レールガンの銃口をサイファーに向けた。ヴン、と機体を包むシールドが震える。 魔女と魔法使いの対峙。裏切り者と英雄の対峙。雲のかかった空は灰色で、黒とも白ともつかぬ表情を浮かべてそこにあり。サイファーがふと地面を見ると、雪が薄っすらと積もっていた。 オペレーターから通信。緊張で汗を浮かべた顔が投影される。 ≪あと二分!≫ 続けて、ピクシーの大声が無線越しに聞こえてきた。 アンブロジウスのブーストが蠢き、高温のプラズマ炎を噴く。 残された時間はたったの120秒。 ≪撃て臆病者!≫ ≪行くぞ!≫ 計算の一切が、サイファーの頭から消えた。 両者は全く同じタイミングでOBを起動。 世界を変える『王』が天空に座す中、二人は轟と風を引き連れ、一撃を狙う。 ≪撃てッ!!!≫ 時が遅くなったかのよう。 心臓の脈拍まで聞こえてくるほど。 鬼神は右、妖精は左。二人は、確かに相手のことを見ていた。 ソロウィングの左腕から青い一条の電流が流れ、アンブロジウスの頭部パーツ数cmを通過。アンブロジウスの発射したライフルの弾丸が、ソロウィングの傷ついたコアへと吸い込まれ―――ジェネレーターを木っ端微塵にした。 不安定だったのか、元大型ブースター、現シールド発生装置が爆ぜ、OBの出力に上乗せしてソロウィングを空高くに吹っ飛ばし――――。 次の瞬間、世界が白に包まれた。 ≪―――……!≫ 地球のあちこちに菌糸類のように点在する都市や、軍事拠点を狙っていたミサイル群は、大気圏外で誘導を外され、その場で力を解放した。 地平線が見えなくなるほどの白銀の大爆発。余りの光量に、システムが自動で処理し、見えるように回帰させる。数十発ものミサイルが生み出す光の洪水。アヴァロンダムに立っているのは、たった一機のACのみ。 ノイズ交じりの通信が入った。 安堵を浮かべるオペレーターとは対照的にサイファーの顔は暗い。 ≪任務完了です、レイヴン。帰還しましょう。貴方の帰りを待っている人達が居ます≫ ≪………そうだな≫ サイファーは機体を操作して、地面で寂しく存在しているレーザー砲とミサイルポットを見る。それから、レールガンで破壊されて転がっている、自機の右腕だったものを見てから、ゆったりとした歩調で歩き始めた。 アンブロジウスの青いモノアイが、ソロウィングの消えたほうを一瞥した。 雪は止みそうであった。 ベルカ戦争(企業動乱)はアヴァロンダムの決戦で幕を閉じる。 その後の『円卓の鬼神』の消息は不明。公式の記録にも、企業が公開している記録にも彼の行方は記されていない。 ベルカの起こした一連の事件は世界に衝撃を与えると同時に、皮肉なことに旧世代の技術の『素晴らしさ』を実証することとなってしまった。 ベルカの所有地であった場所は企業が凌ぎを削る場として残り、旧世代の技術を巡って醜い争いが続くこととなる。だが、それぞれの戦力が拮抗したことで、いつまでたっても旧世代の技術を手に入れることが出来ないでいる。 それが、ひょっとして『境界無き世界』が望んだことなのかもしれないが。 『片羽の妖精』はアヴァロンダムで死亡したと思われていたが、後に生存が確認される。 戦闘の後遺症でACに乗ることが出来ない体になった彼は、歩兵として戦場に――円卓に居た。彼は、今も戦い続けている。 ―――……そして、『円卓の鬼神』も、どこかで戦い続けているのかもしれない。 【終】 ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
https://w.atwiki.jp/femaleenemey/pages/327.html
天外魔境ZERO(2) ページリンク 天外魔境ZERO 天外魔境ZERO(3) しゃろん その他画像 攻撃方法 危険な女:自爆して敵味方にダメージ 語録 備考 犬神国のフィールドに出現する 弱点:火、水、風、雷 からくりやっこ その他画像 攻撃方法 1段下がりま~す!:単体の段を下げる 語録 備考 犬神国のフィールドに出現する 弱点:火 アルメン その他画像 攻撃方法 一輪のバラ:単体を毒状態にする 情熱のアルメン:火属性全体攻撃 語録 備考 犬神国の黄金城に出現する 弱点:火 にじのカケラを落とす うらぎりのエミ その他画像 攻撃方法 語録 備考 竜王国のフィールドに出現する 弱点:水 ふらんチャン その他画像 攻撃方法 語録 備考 竜王国のフィールドに出現する 弱点:物理 まいくび その他画像 攻撃方法 語録 備考 竜王国のフィールドに出現する 弱点:火 ナルシスターズ その他画像 攻撃方法 1段下がりま~す!:単体の段を下げる 語録 備考 竜王国のフィールドに出現する 弱点:水 ゆうわくけんし その他画像 攻撃方法 攻撃力低下:単体の攻撃力を1にする 単体に3回攻撃する 語録 備考 竜王国のフィールドに出現する 弱点:なし イカず丸を落とす ランババ その他画像 攻撃方法 混乱攻撃:敵味方全体を混乱状態にする 語録 備考 竜王国のフィールドに出現する 弱点:火、風 コンランのこなを落とす ツラミ その他画像 攻撃方法 つらすぎる・・・:自爆して敵味方にダメージ 語録 備考 竜王国のフィールドに出現する 弱点:なし 星の光を落とす 名前 コメント ⇒天外魔境ZERO(3)
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/5620.html
バハムート戦記 【ばはむーとせんき】 ジャンル シミュレーション 対応機種 メガドライブ メディア 4MbitROMカートリッジ 発売・開発元 セガ・エンタープライゼス 発売日 1991年3月8日 定価 6,800円(税別) プレイ人数 1~4人 配信 バーチャルコンソール【Wii】2007年4月24日/600Wiiポイント 判定 良作 概要 ストーリー ゲームシステム 評価点 問題点 総評 概要 MD中期のファンタジーSLGの傑作。プレイヤーは複数のマスターから1人を選び、バハムート大陸の統一を目指す。 ストーリー ここは幻想と魔法が支配する遥かなる大陸バハムート。 人々はここに王国を築き上げ、平和な日々を過ごしていた。 大陸に邪悪と混沌とが蘇った『闇の時代』が訪れるまで… 王国の中心だった城塞都市は死のバルマー卿に支配され、 ガイラムが指揮する巨人族はドワーフどもを葬り去り、 大ドラゴンのベルフレイムは漆黒の天空を舞い、 かつて葬られた伝説の大魔王クリムトまでが復活した。 さらに人間たちの中にも、 混沌の魔術師シェルファが、最強の狂戦士バストラルが、 大陸の覇者になろうと挙兵し軍勢の進撃を開始した。 だが、混沌とした闇の時代に邪悪を討ち滅ぼそうと、 エルフの森でエル兄妹が、滅び去った王家でジークが立ち向かい、 再び平和な時を呼び戻そうと戦うのであった。 そして・・・ バハムートを新たなる時代へ導く戦いが今、始まる。 ゲームシステム プレイヤーは以下のマスターから一人を選び、バハムート大陸の統一を目指す。 + マスター一覧 聖戦士 ジーク=フォーリア(属性:善) バハムートの法と秩序を二千年にわたって守ってきたフォーリア王家の若き王。闇の時代以降父王バーフの後を継ぎ、忠臣レイモンド卿とともに王家復興と大陸の平和を目指して立ち上がった。幼少より剣士の訓練を受けた彼は、すでに聖戦士の称号を持ち、剣の腕はレイモンド卿に勝るとも劣らない腕前を誇る。 主人公格のマスターだけあって、安定した本人の能力、水準以上の部隊を召集可能、さらに英雄による部隊強化も行え、地理的条件にも恵まれている…と利点が多め。初心者向け。 狂戦士 バストラル=バインドアウト(属性:中立) 闇の時代の到来前、フォーリア王家に対抗し、皇帝ボルマンにより蛮人たちの帝国が築かれた。その後フォーリアの討伐軍によって倒されたが、落ちのびた残党が密かに皇帝の血を引く子供を連れ出した。それがバストラルである。成人後真実を知った彼は帝国再建を誓い、闇の時代の混乱に乗じて戦斧ウィンドバーグを手に義弟のディーンを伴って挙兵。ジークと反目することになる。 準主人公格のマスター。格闘戦能力が全マスター中最強で、召集部隊に配置できる英雄の属性を選ばないので柔軟な対応ができる。ただし魔法系部隊の雇用コストが重めで、前衛向け召集部隊の能力にもやや難あり。初心者~中級者向け。 大魔術師 シェルファ=フレイア(属性:悪) 闇の時代とともに、流星のように現れた混沌の女魔術師。かつてフォーリア王家に背いて弾圧された魔術師たちの末裔を率い、大魔術軍団を結成。永遠の魔術王国をつくるため戦陣に立ったといわれるが、真相はわからない。彼女には謎が多く、その氏素性も不明。彼女自身、悪魔の化身ではという噂もある。 何といっても全属性の魔法を扱えるマスターは彼女のみで、HPこそ全マスター中最低だが装甲が全マスター中最高なので意外と生存能力は高い。魔法系の召集部隊も安価に抑えられ、地理的条件も悪くない。初心者向け。 エルフ エル=モア&エル=ウィン(属性:善) 大陸の東の森に古くから住むエルフ族の勇者。森一番の弓の腕と魔法の力を見込まれてエルフ元老院の勅命を受けたエル=モアは、闇の時代の邪悪と混沌に終止符を打つため、軍勢とともに心の支えの妹を伴い森を出た。 弓による遠距離攻撃と魔法を駆使するタイプの召集部隊の性能が低コストながら優秀。英雄の助力や召喚部隊の編成次第で後方支援ユニットとしての目覚ましい活躍を期待できる。しかし火力が全体的に心もとないのが難点。初心者~中級者向け。マスターは通常はエル=モアだが、裏技でエル=ウィンに切り替えることも可能。 兄のエル=モアは遠距離攻撃回数が3回と最多でMPも比較的多めだが、使える魔法の属性が限られるのと魔法レベルが3どまりなのがネック。妹のエル=ウィンは肉体能力が全マスター中最低だが、MPがシェルファに次いで高いうえに暗黒魔法以外の魔法を全て行使できるのが強み。 巨人族 ガイラム=グリンダム 巨人族のモットーは「世界の中心は俺たちだ」である。だが、欲のない彼らは、自分たちの領域さえ守られればそれで満足する種族だった。しかし巨人族の土地の資源に目をつけたドワーフが、フォーリア王家をだまして彼らを地下に閉じ込めさせてからは、ドワーフと人間を憎悪する凶暴な集団へと変化した。闇の時代に乗じて地下から解放された彼らはドワーフを滅ぼし、怒りに燃えて大陸制覇を目指す。 全マスター中最大のHPを持ち、岩の投擲2回が光るものの、魔法の助力がほぼ見込めないのが最大の弱点。召集部隊の性能もいまいちなうえに英雄を雇うこともできず地理的にも周囲をマスターで囲まれているため非常に厳しい。上級者向け。 巨龍 ベルフレイム かつて大魔王クリムトと対立し、激しい戦いの末に命を落としたドラゴン族の女王。クリムトを呪い、復讐を誓って死んだ彼女の怨念は、闇の時代の暗黒の力に呼応して再びその姿を天空に示すこととなった。 マスター本人と召集部隊のドラゴンが、共に飛行可能で移動後に範囲攻撃のブレスを吐けるので攻撃面はかなり凶悪。反面、魔法を使えるのがマスターのみなうえにマスターのMPを戦闘中に回復する手段がなく、長期戦は不利。中級者~上級者向け。 大魔王 クリムト 最も古くから大陸に存在する悪魔族の王。強大な暗黒の力を使って一度は大陸支配に成功したが、フォーリア王家の英雄バルマー卿によって葬られた。しかし、今、大陸に暗黒の力が蘇るとクリムトもまた、亡霊のように地の底から復活し邪悪な野心のもとに殺戮を開始した。 マスター及び利用可能なすべての召集部隊が飛行可能で魔法の行使が可能なため召集部隊の性能は屈指。攻守ともにスキの少ない勢力。反面、回復魔法の使い手はマスターのみになるため、支援魔法の選択が重要。中級者向け。 アンデッド バルマー卿 フォーリア王家の創始者バルマー=フォーリアはクリムトと戦って絶命した後、王家の城の地下で妖刀ベサルスネーガとともに長い眠りについていた。だが闇の時代、彼は暗黒の力にあやつられ恐怖のアンデッドと化して自らの王家を滅亡に追い込み、王城を死者の群れで埋めつくした。暗黒の力により復活させられた彼には何の野心もなく、ただ死と破壊を求めるだけである。 かなり特殊な立ち位置のマスター。召集部隊は一切呼び出せず、召喚部隊も基本的に固有のアンデッド部隊のみしか呼び出せない。また、扱える部隊の関係上回復魔法の利用や部隊の訓練も不可能。さらに、他の勢力相手の同盟が不可能で周囲をマスターで囲まれているなど制約が多い。しかしマスター及び召喚部隊のバンパイアが直接攻撃で相手のHPを吸収可能、壁役のユニットをコスト0で召喚可能、マスターと召喚部隊のリッチーによる強力な暗黒魔法の連発が行えるといった利点も持つ。上級者向け。 なお、選択可能なマスターは最初に選んだシナリオによって異なる。 ゲームの展開は1ターンごとにイベント・政策・作戦の各フェイズをこなすことで進行していく。 イベントフェイズでは各領地へのイベント発生や策略の配布が行われる。 政策フェイズでは主に同盟の締結や領土の購入などが行える。 作戦フェイズでは部隊の訓練や召集・召喚、他の領土への侵攻などを行う。 部隊には召集部隊と召喚部隊の2種類がある。 召集部隊はLP(いわゆる資金。占領した土地によって得られるLPも異なる)で召集を行う部隊。部隊の訓練を行え、戦闘においてもこちらの指揮で操作が可能(*1)。 人間系マスターであれば英雄を付けることによって召集部隊が強化できるほか、英雄を付けた部隊のいる土地に対しても作戦フェイズを行うことができるようになる。 英雄の雇用と維持にはLPが必要であり、LPが払えなくなった場合は英雄は去って行ってしまい、以降同じ勢力には二度と雇用できなくなる。 英雄には善・中立・悪の属性が存在し、マスターの属性に合わない英雄は雇用できない。 召喚部隊は敵を倒すことで得られるSPを用いて召喚する。SPは戦闘モードに勝利しないと得られない。全般的にパラメータは高いが、部隊の訓練を行えない、領土によって召喚できる部隊が異なる、行動は委任(*2)となるなどの制約がある。 一般的に強力な召喚部隊を呼び出せるのはLP収入の低い土地が多い。 他の土地に侵攻をする・自分の領土にほかの勢力が侵攻してくると戦闘画面となる。 戦闘モードもSLGでおなじみのヘックス画面戦闘から簡素なRPG風コマンド式の戦闘、トップビューのアクション画面戦闘を行えるなど多彩。 なお、戦闘モードでの勝利条件は敵全滅か敵マスターの撃破となるので、状況が不利な時にはマスターを倒して一発逆転を狙うこともできる。 侵攻してくる勢力は他マスターの部隊のほかにも、中立地帯からモンスターやロック鳥などもイベントで侵攻してくるため、緊張感のあるプレイが楽しめる。 なお、侵攻の際には先に侵攻対象の土地を偵察する必要がある。ただし、偵察に失敗すると偵察した部隊は全滅するので注意。 これらのフェイズを繰り返し、最終的に自分以外のマスターを全員倒せば勝利となる。 なお、マスターが倒された際には倒されたマスターの領地はすべて中立地帯となる。 評価点 初心者にも優しい作りながら奥の深いゲーム構成 SLGでは複雑になりがちな内政を極力簡素化しており、初心者プレイヤーにもとっつきやすい。 ゲームの設定も細かく行えるため、上級者でもいろいろな設定環境で遊べる。 加えてマスターごとの個性が強いため、選択したマスターによってプレイスタイルも大きく変わるので長く楽しめる。 勝利条件が自分以外のマスターの敗北のため領土を全部取る必要はないので、比較的テンポよくゲームが進むのも大きい。 CPUの思考時間の短さもゲームのテンポの良さにつながっている。 ターン開始時に発生するイベント・配布される策略はプレイ状況を一変させる力を持っており、不利な状況になっても立て直せる状況に持っていける機会も多い。 世界観の完成度の高さ 15分もの長さを誇る真のエンディングは、展開の衝撃の強さも相まって今なお語り継がれるエンディングの一つである(*3)。 真のエンディングへの伏線は、取扱説明書の記述や一部マスターのエンディングメッセージからも示唆されており、本作の奥深さが浮き彫りになってくる。 豊富かつ良質なBGM 各マスターごとに固有の政策・作戦フェイズ時のBGMと戦闘モードのBGMが用意されており、各マスターのイメージに合ったものになっている。 作曲は当時セガに所属していた塚原啓介氏によるもの。 オプションからサウンドテストも可能。曲名も全曲に設定されている。 裏技が豊富 なぜかよい意味でのバグが多く、ルールに反した遊び方もかなり出来る。なかでも「紛れ込み」と言われる他軍の部隊を鹵獲するバグが有名。条件は長らく謎だったが2012年に解明がなされ、自力でも比較的簡単に出来ることになり、現役バハムーター達が盛り上がった。やり方はこちらを参照。 問題点 マスター間の格差が大きい。 特に魔法による強化ができず召集できる部隊も今一つなガイラムが最弱マスターの筆頭。地理的条件も悪いため彼を用いたプレイはかなりのいばらの道。 部隊の処分を任意で行うことができず、偵察失敗による全滅か戦闘での敗北でしか部隊の処分を行えない。 1つの領地に配置できる部隊数は最大12までなので余剰部隊の処分は行う機会が多いが、この仕様のおかげでプレイのテンポが阻害されることも。 策略コマンドがバランスブレイカー気味。 中でも強力なのは強力な召喚ユニットを呼び出せる「巨神降臨」や問答無用で開戦時に大ダメージを与える「大地滅壊」「大気滅壊」など。 他にもLPやSPを問答無用で別のマスターからすべて奪う「盗人」「妖精」もあげられやすい。 そのため、策略を封印して遊ぶ縛りプレイを行っているプレイヤーも多い。 総評 ファンタジー世界を舞台とした作品ながら、世界観の構築、初心者へのとっつきやすさと設定の細かさで多種多様な遊び方ができるシステムなど、MDのSLGの中でも屈指の名作。 比較的潤沢に出回っていたこともあってか、中古価格も安価なうえVC配信も行われているので、遊ぶハードルも低い。興味があれば手に触れてみるのもよいだろう。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/7338.html
この項ではXbox360版『ドリームクラブ ZERO』、及びPSVita・PS3移植版について言及しています。 ドリームクラブ ZERO 概要 ストーリー ゲームの特徴 新要素(平日の行動選択) 新要素(デート) 新要素(ドリームクラブ店内) 新要素(その他) 評価点 賛否両論点 問題点 総評 ドリームクラブ ZERO ポータブル 概要(ZEROポータブル) 変更点(ZEROポータブル) 評価点(ZEROポータブル) 問題点(ZEROポータブル) 総評(ZEROポータブル) ドリームクラブ ZERO スペシャルエディぴょん! 概要(スペシャル) 変更点(スペシャル) 総評(スペシャル) 余談 ドリームクラブ ZERO 【どりーむくらぶ ぜろ】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 Xbox360 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイト(メイン開発)タムソフト(音響・ボーカル曲)サウンドエイムス 発売日 2011年1月27日 定価 【360】7,140円(税込) プレイ人数 1人 通信機能 Xbox LIVE対応(通信対戦、ダウンロードコンテンツ) レーティング CERO D(17歳以上対象) コンテンツアイコン 恋愛、セクシャル、ギャンブル 廉価版・配信 プラチナコレクション 2012年3月8日/2,940円 判定 バカゲー ポイント 前作の5ヶ月前を描いたパラレルワールド的続編アイデアに溢れた追加システムと魅力的な新キャラ長所を継承しつつ進行のしやすさも改善ゲーム性上の欠点については相変わらずな部分も ドリームクラブシリーズリンク 概要 「夜のお店」を舞台にする という特異な設定が注目を集めた、恋愛シミュレーション『ドリームクラブ』(以下、「前作」または「無印」)の続編。 「ZERO」というタイトル通り、ストーリーとしては 「前作の5ヶ月前」 が舞台となっている。 ゲームの進行形式は前作のものを受け継ぎつつ、各方面で発展を遂げたアッパーバージョンに近い。 ホストガール(攻略対象ヒロイン)は、前作の10人に新ヒロイン3人を加えた 総勢13人。 前作と同様、キャラクターデザインはイラストレーターの森沢晴行氏が担当している。 ストーリー プレイヤーの分身である主人公(名前入力可能)はある日、 カメラを買ったばかりのところを 街で「ドリームクラブ」の受付嬢(*1)に呼び止められて、半ば強引にクラブの会員へと指名されてしまう。 そこは大人の社交場であり「ピュアな心の持ち主だけが週末の夜に入店できる」という、存在自体が都市伝説となっている不思議なクラブであった。 主人公は突然のことに戸惑いながらも、ドリームクラブに通い始め、そこで働く「ホストガール」と呼ばれる女の子達とお酒を楽しく飲み交わす。 いつしか彼女たちも、仕事を超えた親愛の情を主人公に寄せ始める。 しかし、会員権が続くのは1年間でしかない。その期間中、あなたは本懐を遂げられるだろうか… ゲームの特徴 ゲームの基礎的な進行については前作と同様なので、そちらを参照。 平日はバイトやギャンブルでお金を貯める。買い物や女の子とのデートに行くのもこの期間。 休日はドリームクラブに行ってホストガールを指名し、会話する。スケジュールが合わなかったりお金がなければ休むことも可能。 概要で述べた通り、本作では前作の「5ヶ月前」を舞台としている。 前作(1月-12月)の5ヶ月前なので、本作は8月スタート、7月末までにエンディングに到達していないと会員期限切れでバッドエンドとなる。 前作では 「モデル」 であったが本作では 「実家のお肉屋手伝い」 となっている魅杏のように、前作とは全く違う立場で出会うキャラクターも存在する。 それ以外の前作キャラも、ストーリーに関しては前作と全く異なるものが展開される。 前作とはパラレルワールド扱いとなっており、 「前作の前日譚」ではない。 前作のストーリーと干渉するようなことはない。 ただ、パラレルワールド的に前作の展開と重なるようなストーリーはいくつか仕込まれている。 亜麻音、雪など一部のヒロインは、ゲーム開始時点でまだドリームクラブに入店しておらず、そもそも未成年(19歳)。彼女達は、 ゲーム途中で成人した後に新人ホストガールとして加入する 形となり、それまでは指名できない。 彼女達が働き始めたその週にドリームクラブに行って指名すると、まだ新人でお店に慣れていない(+成人したばかりの)、初々しい彼女達の姿が見られる。 中でも、亜麻音の 初々しいを軽く通り越して完全にテンパってしまっている 姿は必見。 なお、各ヒロインがドリームクラブで働き始める以前でも、特定のタイミングで平日に買い物に出掛けると、「ドリームクラブの面接に行く途中」の彼女達と初対面するイベントが見られる。 理保は開始時点で19歳、かつ誕生日が12月下旬なので、5ヶ月近くゲームに登場しない。そのため、進行もやや特殊になっている。 + 新ホストガール3人の紹介 新ホストガールは以下の3人。いずれも既存の10人に勝るとも劣らない個性を持つ。 遙華(はるか)(CV 椎名へきる) 世界有数の巨大財閥、「御門コンツェルン」の一人娘。設定で本名が苗字バレしてるって?父親に社会勉強を言い渡され、ドリームクラブに入店することになった。 まず遙華を指名して真っ先に目に入るのが、彼女の後方に控える 2人の男性SP(スミス&ウェッスン) の存在である。 ホストガールと1対1で話すはずの空間で大きくそそり立つ、長身にグラサンのSP2人は凄まじくシュールで、思わず笑ってしまうプレイヤーも多かった。 その後も、アフターだろうがデートだろうが何だろうが2人のSPは 必ず付いて来る。 主人公がセクハラ発言など迂闊な発言をすると、 腕をポキポキ言わせてこちらをマークし始める。 メインヒロインである亜麻音も「箱入りのお嬢様」ではあるが、遙華は完全に規格外で、特にお金に関しては紙幣や貨幣の存在すら知らないほど。 本人に自覚や悪気は基本的にないものの、他人の事情をまるで考えないような自分勝手な言動を取ることが多く、主人公は度々振り回される。 普段はお嬢様口調で話すが、かなり酒癖が悪く、酔うとかなり馴れ馴れしく、愚痴っぽくなる。 ノノノ(CV 金元寿子) 「未来から来たタイムエージェント」 を自称する女の子。 別に本人の妄想ではなく本当にタイムエージェントなのだが、当然の如く誰にも信じて貰えていない。未来の世界では相当のエリートだとも言うものの、後述の通りとてもそうは見えない。 天真爛漫で明るい性格だがアホの子であり、度々不幸に見舞われるが、持ち前のプラス思考で乗り切っている。 遥か未来から来たため現代人とは常識感覚にだいぶ違いがあり、特に言葉関連では変な解釈を多々起こす。メールでは 「のしー」 と締める(「ノシ」を意味も分からず真似た模様)。 特に貞操観念周りの認識が全く違うらしく、何故か主人公に適当な女の子との 「生殖行為」を度々勧めて来る。 当然主人公は戸惑うのだが…… ノノノの居た未来には「お酒が無い」とのことで、好物のお酒は「全て」であり、ただの水である「サービスドリンク」以外は何でも喜んでくれる。 あすか(CV 廣田詩夢) 事故で左脚を痛めたため、休職中のビーチバレー選手。リハビリがてらにドリームクラブで働き始めた。でもダンスはちゃんと踊れる。 バレー選手らしくかなり長身で、日に焼けて褐色。胸も大きく、かなり肉感的。 スポーツ選手らしい快活さも持つが、恋愛にはウブで恥ずかしがり屋。意外と酒にも弱く、割とすぐ酔う。 バレー選手なので、アタックの威力は凄まじい。主人公のスケベトークに対して、あすかが「このセクハラ!」とアタックの動きを活かしたビンタをかます流れが定番。 隠しホストガールの入れ替えが行われた。 前作では「アイリ」「魔璃」の2人が隠しホストガール扱いで、条件を満たすかDLCで強制出現させないと登場しなかったが、本作ではアイリは最初から登場する通常ホストガール扱いになり、理保が入れ替わりで隠しホストガール扱いになった。魔璃は変わらず隠し扱いのまま。 入れ替えの理由は明言されていないので不明。理保は前述の通り本作ではやや位置付けが特殊であるため、その関連によるものか(*2)。 新要素(平日の行動選択) 平日は前作と同じくアルバイトでお金を貯めることとなるが、バラエティー性は大きく改善が図られている。 本作ではアルバイトのリストが表示され、「期間(1週間単位)」と「バイト代」の情報を元に好きなバイトを選ぶ形になった。アルバイトは季節によって、適宜入れ替わる。 アルバイト毎に「熟練度」が設定されており、そのアルバイトを実行する度に上がる。 同じアルバイトを複数回こなして熟練度を上げ切ると、そのアルバイトを「極めた」扱いとなり、「力自慢」「芸達者」などの「資格」(*3)を獲得できる。資格を取得すると、「そのアルバイトでの以降のバイト代が上がる」「新しいアルバイトが出現する」といったメリットがある。 アルバイトを極めた場合のバイト料の上昇率は一定ではなく、「賃金の安いバイトだが、極めるとバイト料が大きく上昇して他のバイトを追い抜く」という例もしばしばある。 当初のアルバイトは本屋やファーストフード、ガソリンスタンドの店員等といった「ありがちなバイト」だが、徐々にホテルマンや農家、探偵、果てには 映画評論家やレーシングドライバーにまでなれる。バイトで。 全アルバイトを極める頃にはあらゆる仕事をこなす凄まじい万能超人になっており、 「お前何でフリーターやってんの?」 とツッコみたくなること必至。 ランダムで「トラブル」が発生し、バイト代はそのままでバイト期間が強制的に延ばされてしまうことがある。 前作でも、明らかに怪しい仕事である「謎のお仕事」において存在した要素だが、本作は全てのアルバイトに対して存在する。 アルバイトの種類によってトラブル発生率の高低は決まっているので、できるだけリスクの大きいアルバイトは重要な場面で選ばないようにしたい。 アルバイトの進行度は周回を変えても引き継がれる。 前作と同様、アルバイトの他に「ギャンブル」または「何もしない」ことを選んで過ごすことも可能。どちらも期間は1週間固定。 本作では前述の通り、全てのアルバイトに「トラブル」による想定外の時間ロスの可能性があるが、上記2つのコマンドにはそれがない。イベントがあるなどでその週にどうしてもドリームクラブに行きたいならば、選ぶメリットが十分ある。 ただし、「ギャンブル」は所持金が減ってしまうリスクがあり、「何もしない」はランダム性のあるリスクはほぼないが、基本的にお金は一銭も稼げない(*4)。 本作でも「ドリームクラブから退店する」「デートをする」といったタイミングで、指名した女の子から主人公にメールが届く。 あくまで携帯のメールなので文章量自体は平均10行くらいと知れているが、短い文章内にキャラクター性がにじみ出ており意外に感情を揺さぶられる。 前作より読み応えのあるものも多くなっており、 メールをSPに代筆させる遙華、 「現在」の常識を知らないためトンチンカンなメールを送るノノノなど、思わず笑ってしまうようなメールも届く。 クラブ退店時のメールに対して、選択肢の中から選んだ回答を返信することが可能。 適切な回答を選べば、それに対して更にホストガールから返信のメールが来るほか、次回に指名した際に好感度が上がりやすくなる。 平日コマンド時の背景となる主人公の部屋に、装飾要素が加わった。 後述のドリガチャで手に入れた、各ホストガールの装飾用グッズを部屋に飾ることができる。 また、同様に各ホストガールのメール着信ボイスを手に入れることが可能。実際にゲーム中で設定できる。 まだ彼女でもない女の子のグッズを部屋に置いたり着メロにするという、 リアルで考えると凄まじく痛々しい行為 だが、これがドリームクラブに通えるピュアな紳士というものである。 新要素(デート) 本作ではデート時に他のホストガールが現れ、会話になることがある。 前作ではあまり触れられなかった、ホストガール同士の関係を垣間見られる。 基本的に初回の普通デートでのみ起こり、仲が深まってからのデートや大事なデートを他のホストガールに邪魔されたりは概ねしない(*5)ので安心。 デートの際に着てくれるホストガールの私服は前作から各1着ずつ増えており、「春夏」と「秋冬」で違う服を着て来る。 まだ本作の時点では完全な季節感は表現できていないが、前作のように「いっつも同じ服……」と感じることは減った。 DLCが必要だが、私服をドリームクラブ店内で着てもらうこともできる。他のホストガールの私服を着せることも可能。 Vita版ではさらに1パターン、PS3版ではその上さらに1パターン追加され、最終的には春夏秋冬でそれぞれ1つの私服を着るようになっている。 デートの終わり際にはホストガールを写真撮影できる。 前作ではイベントが終わるとホストガールからメール添付で送られてくる形であったが、今作では自分で写真を撮れる。 撮った写真はアルバム保存して、ゲーム起動時のメニュー画面から眺めることも可能。 ちなみに、さりげなくオープニングで「カメラを買った」と伏線が張ってあったりする。 撮影では、プレイヤーが 自分でズームとフォーカスを調整して シャッターを押す。 ホストガールはリアルタイムでポーズを取るので、良いタイミングを狙って映す。3回まで違うポーズを取ってくれるので、ポーズが気に入らなかったり失敗しそうならスルーが可能だが、そこまでに撮れないと時間切れ。撮った後の撮り直しも不可。 ポーズ以外にも、「ピンボケさせない」「瞬きで目をつむっているところを撮らない」など気を付ける点は多い。撮り終わるとホストガールから出来に応じて一言言って貰える。 ゲーム的な都合ではあるが、(カメラは買ったばかりのはずなのに) 今時オートフォーカスも付いていないカメラを持ち歩いている 主人公はプレイヤーどころか公式のスクリーンショットでまでツッコまれる始末。よっぽどのカメラマニアなのだろうか。 エンディングではそれまでに撮った写真も表示される。出来の悪い写真ばっかり撮っていると公開処刑みたいになる。 デートの場所の一つとして追加されたもののひとつ「家電量販店」にミニゲームがある。 その名も「ロデオマシーン」。 ホストガールを揺らしてそれを眺めるだけのゲーム である。 揺らし方(胸じゃなくてマシンの)にバンプとツイストの2種類があったり、揺らしの強弱も適宜変更できたりと 無駄にリアリティがある。 ロデオマシン中にも写真撮影ができる。写真を1枚撮るか、ロデオマシーンの電源を切ると終了。 この「スタッフは病気」な発想は、本シリーズの公式ラジオで、るい役の声優である原田ひとみ氏が 「家電量販店で店員をしていた時にお客にロデオマシンに乗らされたことがある」 といううらやまけしからんエピソードを話したことがきっかけで生まれたものらしい。 ホストガールの攻略が進むと、どのホストガールのストーリーでも「温泉に行こう!」という流れになり、「温泉デート」が発生する。 遠方の温泉(*6)であるため、当然1泊お泊り。 「知らずに2人で混浴に入って鉢合わせ」「布団が1つしか敷かれておらず、同じ布団で寝ることに」 といったベッタベタなラブコメ漫画のようなイベントが立て続けに発生し、1泊2日間ホストガールとイチャつくことになる。この時点でもう完全に恋人じゃね?とは良く言われる。 温泉に入っている間は、ドリームクラブでホストガールを指名した時と同じように会話を行うことが可能。お酒も(なぜか)置いてあるので、通常通りヒロインを酔わせられる。 温泉ではもちろん双方裸の付き合い。会話中に条件を満たすと、暑がったホストガールがバスタオル1枚で岩場に上がってくれる。 ただし、条件を満たせていないと混浴は起きず、代わりに他のホストガールが乱入するイベントになる。 その他にも、ストーリーに関連したデートは前作と変わらず発生する。 前作での「季節デート」にあたる存在として、各ホストガールと「クリスマスデート」「初詣デート」ができる。 前作では「1月スタート→12月末期限」であったためそもそもクリスマスや初詣など機会がなかったが、本作で期間が変わったことで実現できるようになった。 それぞれ、対象のホストガールと仲の良い&ストーリーの進んだ状態で、クリスマスと元日の直前の週に指名すると会話中にデートの約束ができる。 初詣では、各ホストガールはここでしか見られない振袖姿で登場し、一度イベントを見れば以後ドリームクラブでの指名時にも着て貰える。 クリスマスはホストガールのコスチュームはいつものデート衣装だが、後述のクリスマスENDに移行の可能性がある。 新しく「週末デート」が登場した。 ドリームクラブ店内でデートの約束をするのではなく、平日コマンド中にメールでデートの誘いが来て、承諾するとそのままデートに突入するという新しい形になる。 デートを終えると、ホストガールにとっては「出勤」、主人公にとっては客として、そのまま2人でドリームクラブに直行する……つまりは 「同伴」をする 展開になる。 同伴の際はホストガールが厚意で指名料を払ってくれるため、店内では時間代とドリンク代だけで過ごすことが可能。 なお、この際に 別のホストガールを指名することも可能。しかもそれで「浮気者」の実績が解除される。 ホストガールが「指名料サービスだよ」と言って店内に消えていった後、受付が「 で、 どのホストガールをご指名されますか?」と流れを断ち切るようにわざわざ聞いて来る意地の悪さはプレイヤー達からよくネタにされる。 新要素(ドリームクラブ店内) ドリームクラブへの入店前に、「ドリガチャ」と呼ばれるガチャガチャを任意で好きなだけ引くことができる。高級クラブでガチャガチャって… 引くと、前述の通り、主人公の部屋の装飾用として使われる各ホストガールのグッズが入手できる。 お値段は1回1万円。 初見では目を疑うこと間違いなしである。「壱万円」と書かれたコインを投入する光景は中々シュール。 ゲームが進むと、 1回5万円のガチャ、1回10万円のガチャも登場する。 たまにハズレとして 「ドリームクラブポケットティッシュ」が貰える。 10万円使ってコレを引いた日には…… 前作同様に各ホストガールは持ち歌(1曲+追加DLC1曲)を持っており、「カラオケ」として自身の歌+他のホストガール全員の歌を歌い踊ってくれる。 本作の新ホストガール3人も持ち歌をそれぞれ2曲持ち、当然前作からのホストガール10人にも歌わせられる。逆も然り。 前作からのホストガール10人の持ち歌は、当初曲名に「0(ゼロ)」の付いた前作の曲のアレンジバージョンになっている。 作中では(本作は前作の5ヶ月前なので)「まだ未完成」という扱いであり、ホストガールの攻略が進むと「完成した」と言われ、晴れて前作のバージョン(原曲)でも歌ってくれるようになる。 声優のカラオケボイス自体は同じだが、都合この10曲は2バージョンに増えたことになる。 歌やダンス中の演出も強化されている。 スモークが飛んだり、羽が舞ったりといった、ホストガールのダンス自体とは異なる部分での演出も起こるようになった。 カメラの視点変更が強化され、フリーカメラを選択した際に歌い踊っているホストガールの裏にも回り込めるようになった。 DLC限定だが、カラオケに「デュエット」「バックダンサー」要素が登場。 どちらも、ゲーム起動時のメニューから行けるカラオケモードでのみ使用できる。 「デュエット」は文字通り、任意のホストガール2人セットで歌い踊って貰えるというもの。 ただし、曲によっては一部のホストガールが楽曲のキーを下げて歌っているため、キーの同じホストガール同士でないとデュエットはさせられない。 「バックダンサー」は、ホストガールの後ろで2人のバックダンサーが踊ってくれるというもの。 モブホストガールの「ユウ&エル」のバックダンサーと、 遙華のSPである「スミス&ウェッスン」 の2パターンがある。またお前らか。 SP2人のキレッキレのダンスは思わず笑いが零れること必至。気が散ってしまう人は素直にユウ&エルを。 ちなみにバグなのか仕様なのかは不明だが、バックダンサーHGを配置すると ホストガールの胸の揺れが激しくなる という謎の挙動変更があり、プレイヤーを困惑させながら喜ばせた。 ホストガールのコスプレ衣装もいくつか追加されている。 また、全ホストガールに新規で「髪型変更」が用意され、特定の週でツインテール、ポニーテールで接客して貰うことができる。一度見た後は以降の指名時にも選択可能。 DLC限定の髪型変更も実装。こちらでは「ウィッグ」という体裁でロングヘアのホストガールを短髪にさせるなども可能。 ミニゲーム「お口あ~ん」が追加された。 特定のフード(食べ物)を注文すると、ホストガールに食べさせるミニゲームが始まる。 食べさせるフードの種類は バナナ、フランクフルト、ソフトクリーム。 ……うん、そういうことです。皆まで言うな。 ソフトクリームを食べさせ、「誤って」口に付けると、 白いドロドロとした液体が口の周りにこびり付く 演出も完備。 ひとしきり楽しんだ後、冷静になったタイミングで 「あれ?頼んだの自分なのにホストガールに食べさせるの変じゃね?」 ということに気付くプレイヤーは多い。(設定上は二人分なのでお互いに食べている) ストーリーに関わる会話や、コスプレ時などの特定の条件でしか見られない会話をすると、好感度表示部分に星(☆)のマークが出る。 退店時にその来店で獲得した☆が表示され、そのキャラクターに対して加算される。☆の総計はゲーム起動時のキャラクタープロフィールで見ることが可能。 ☆は各キャラ全100個(*7)。特に全て集めても何もないが、キャラクターの攻略進行度を表すバロメーターとしては分かり易い。 ゲーム開始時にドリームクラブの会員カードが貰え、好きなタイミングで見ることができる。 会員カードには上記の☆獲得状況や、今まで見たエンディングの達成状況が記録されるため、こちらで進行を確認することが可能。 ドリームクラブに何回も通うと消費額に応じてポイントが貯まり、会員カードが「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」…と昇格する。 会員カードが昇格すると、コスプレデーやガチャガチャ等が次第に解禁されていく。 退店時にしばしばホストガールから誘われるアフターの際に、「ドリー虫」と呼ばれるイベントが追加。 ホストガールの 胸のところに 「ドリー虫」と呼ばれる虫が付くのでスティック操作で主人公の手を動かして取ってあげるという、ただそれだけのイベント。 要するに「お兄さんがお胸の虫を取ってあげようグヘヘヘヘ」というイベントである。おまわりさんこいつです 素直に取ってあげればお礼を言われるし、セクハラに走れば胸は揉めるが当然怒られる。 とは言え、意外と難易度が高く、 「ちゃんと取ってあげるつもりだったのに失敗して怒られる」 ということもまま起きたりする。 新要素(その他) 新しい形のエンディングとして、「クリスマスEND」が追加された。 本作で追加されたクリスマスデートの際に、特定条件を満たしていると移行する。 このエンディングでは、スタッフロールに合わせて 他のホストガール12人全員から祝福のビデオレターが届く という形式になっており、それぞれメッセージが貰える。 単に「良かったね!おめでとう」という当たり障りないメッセージだけでなく、何らかのエピソードを語ってくれることも多い。魔璃やノノノ等のメッセージはなかなか笑える。 ただし、当然その時点でゲームのその周は終了し、ハッピーENDは翌周持ち越しとなるのだが……(後述) クリスマスENDのムービーは、一度見たホストガールのものはゲーム起動時メニューのプロフィール一覧から見返すことが可能。 カラオケモードで、応援(音ゲー)の通信対戦ができるようになった。 多くの通信対戦対応のゲームと同様、ホストが立てたテーブル(部屋)にゲストが入る形で2~4人で対戦できる。 部屋を立てる段階ではプレイの方針のみを設定し、ゲストが入って来た後に曲を決めて対戦を行う。 歌ってもらうホストガールは各プレイヤーがあらかじめそれぞれ選んでおく。つまり、曲(音ゲーのノード)は全プレイヤーで共通だが、歌ってもらうホストガールは全プレイヤーでバラバラとなる。 歌と歌の間の待ち時間では、ホストガールが自由に喋ってくれる。 対戦ごとに、少額ではあるが順位に応じてゲーム本編での所持金が加算される。 サーバー全体で全プレイヤーの各ホストガールを指名した総数を記録しており、ランキングとして見ることができる。 実際時間で誕生日となっているホストガールを選ぶと特別なコメントが聞けるほか、前述のランキングポイントも特別加算される。 DLCの衣装については、本作新規のもののほか、 前作『ドリームクラブ』のものをそのまま引き継いで使うことが可能。 本作からの追加DLC衣装も多数用意されている。 評価点 前作同様フルボイスで、かつイベントパターンも大幅に増えている。 単純にキャラが3人増えたというだけではなく、お泊りイベントを中心とした各種デートパターン、エンディングパターンの追加と、ボリュームは十分以上。 前作と大枠のシステムは変わらない続編であるにもかかわらず、上記の追加・変更要素の厚さを見ればそのパワーアップっぷりは感じて貰えるだろう。 非常にアイデア性が高く、ユニークでドリクラらしいバカみたいな(褒め言葉)追加イベントの数々は発売前から多くのプレイヤーをワクワクさせた。 ホストガール同士が絡むイベントが大幅に増え、前作であまり見られなかった相互関係の描写が濃くなったことでキャラクターに深みが増した。 前作では平日と休日の役割が固定され過ぎていて、平日はデート以外では殆どヒロインに会えないという悪い意味での「ゲーム的な進行」も見て取れた。本作は休日に来たメールへ返信したり、突発的にメールが来てデートになったりといったシステムで展開の柔軟性を上げている。 新ヒロイン3人も既存メンバーに対して浮いておらず、かつ新しい魅力のあるキャラクターばかり。 SPを連れた遙華、逆セクハラじみた猥談を無自覚に話すノノノは、その非常識な性格、展開が本作のややギャグめいた世界観とよく合致しており、何をやらかすか分からない楽しさがある。 あすかはこの3人の中では一見最も常識的なキャラクターだが、決して地味キャラに追い遣られておらず、後半のストーリー、容姿と設定のギャップなど見どころも多い。 体型や制服のデザインも、他のキャラクターと被らないようにうまく設定されている。 遙華はカチューシャをしているのだが、毎回異なるデザインのカチューシャを付けて来る。これはデザインの森沢氏が迷って多数のパターンを作った結果、結局日替わりで全部入れましょうと決まったものだという。 お尻の際どいノノノ、肩から腕にかけてのカバーがなく、唯一腕が全部出ているあすかもデザインの差別化がなされている。あすかに関しては、制服のある部分がストーリーの伏線にもなっている。 新曲も前作にはなかった曲調のものが多い。もちろんキャラに合っており、ダンスや歌のクオリティも引き続いて高い。 ミュージシャンの森岡賢氏がゲストとして編曲を行った遙華の持ち歌2曲は、プライドの高い遙華の性格が良く表れた凛とした雰囲気の曲になっており、特に人気が高い。 歌手活動の長い椎名へきる氏や、歌唱力の高い廣田詩夢氏の熱唱も見どころ。 ある程度の配慮はあったものの全体に進行が分かりづらかった前作に対し、ゲーム側からの進め方の提示も見直された。 ☆によるコンプリート率の表示によって、前作よりも現状どこまで攻略が進んでいるか分かり易くなった。 攻略はキャラを問わず素直になり、前作のナオルートのように少ないヒントで特殊な攻略を求められることは無くなった。 前作からのDLCの引継ぎ。 前述の通り、本作はキャラモデルやシステム自体は概ね前作を継承しているので、DLC引継ぎ自体は自然な流れであり、物凄く英断という訳でもない。 とは言え、当時は『アイドルマスター』シリーズ等の影響からDLC方面への風当たりが厳しくなってきていた時期でもある。そういった流れの中、前作プレイヤーが追加出費なしですんなり移行でき、新規プレイヤーにも勧めやすくする姿勢を見せたことは歓迎された。 賛否両論点 良くも悪くも、ビジュアル的な面についてはそれほど前作と変わり映えしない。 前作のDLCを引き継げるという点からも分かる通り、シナリオ自体は完全新作だが基本的な作りは前作のアッパーバージョンであり、悪く言えば使い回しである。 もっとも、前作のキャラクターのデザインを特に変える必要は全く無いし、本来なら一から作り直すべきであるものを使い回しているというような「手抜き臭さ」はあまり無い。ボリューム自体も前作から十分増えているので、さほど批判はない。 とは言え、前作から引き続いてプレイすると「一見そんなに変わってない」感を覚えてしまうのも確かだろう。 「嫉妬イベント」の存在について。 各ヒロインにはそれぞれ「嫉妬対象となるキャラクター」が設定されている。 そのヒロインの攻略を進めている途中で、嫉妬対象となるキャラクターを何回か指名してETS(酔い)状態にすると、元々指名していたヒロインから急に「嫉妬メール」が届くことがある。 そこまで強烈な演出がある訳ではないが、女の子と話している途中に他のヒロインから怒りのメールが来るというシチュエーションはやはりちょっと怖い。 メールにはヒロインの写真が添付されており、コレクション対象になる。 あえて「悪い関係性」も描くことで、生々し過ぎない程度のリアルさを出しつつキャラクター性に深みが出ている面は確かにある。 また、このイベントはそれ以上発展せず、ヤンデレ化などのギスギスした展開とはならない。文面としてもただの「嫉妬」止まりで、そのヒロインを見損なってしまうような性格の悪い描写にしない配慮も読み取れはする。 そもそも、基本的には目的のヒロインに集中していればクリアできる本作において、この条件が自然に満たされてしまう可能性はあまり高くない。 ……とは言え、やはり後味の悪いイベントには違いなく、ヒロインの写真が貰えるとは言え喜ぶプレイヤーはさほど多くなかった。 何より、このイベントは各ヒロインの☆イベントに設定されているため、コンプリートには必須となる。このような後味の悪いイベントを半強制のものとして入れることについては、プレイヤー内でも意見が分かれた。 「浮気イベント」にも同様の問題がある。☆イベントではないが、実績コンプに関わって来るため問題はほとんど同じ。 主人公は前作同様、選択肢次第の勝手な言動を取る。 ただ、前作でしばしばあった「主人公がプレイヤーの全く意図しない行動を取って好感度が下がる」というケースはさほど無くなっている。あくまでホストガール側の好みで正解が決まることが多い。 「主人公が余計なスケベ発言をして女の子に呆れられる」という展開は相変わらず高頻度であるので、その辺りの好みはやはり分かれるが。 とは言え、本作のような作品では会話に「面白さ」がコンスタントに必要なのも事実であり、かと言ってボケ役には回りにくいホストガールも何人かいる。ある程度こういった要素が必要なことも否定はし難いだろう。 遙華やノノノのような突飛な性格のヒロインも増えており、特に彼女達には主人公はスケベ発言をあまりせずツッコミに回ることも多い。 前作ソングの「ZEROアレンジ」はあまり評価されているものが無く、殆どの曲は「原曲のほうがいい」という評価である。 それだけ原曲の完成度が高く評価されているということであり、別にアレンジが手抜きだという訳でもないのだが、実際のところアレンジによって魅力が増した曲が少ない。 結局、各ホストガールの攻略が進んで原曲が解放されると、そっちばっかり楽しんでいるというプレイヤーも多かった。 選択肢が増えたことは増えており、原曲に飽きた際に聴く程度には使えるので、「要らなかった」とまで言われることはそこまで多くないのだが。 問題点 長所をそのまま継承しつつ新要素を入れた一方で、進行面における前作の難点も多くをそのまま受け継いでしまっている。 誰狙い、どのエンディング狙いの進行でも大して進行も攻略方法も変わらないため、複数周回プレイでの億劫さは拭えない。 程度の差はあれ、「複数のキャラクターの攻略を繰り返す」という性質上から多くの恋愛シミュレーションゲームに見られる問題ではあるのだが、ボリュームの増して来た本作では余計に圧し掛かって来る。 本作で追加されたクリスマスENDも含めると、バッドを除く全ENDのコンプリートには3種類×13人で 都合39周も必要 である。 相変わらずホストガール+受付以外のキャラクターはSPの2人ぐらいしか出て来ず、シナリオ的に制約になっている。 特に、本作ではストーリーの関係で会話の多くが妹の話題になる玲香や、父親の話題になるみおについては、本人が散々話題にしているにもかかわらず画面上は一切出て来ないという違和感の強い展開となる。 新キャラの遙華の後ろにいる2人のSPネタは遙華シナリオを通して(主に笑い方面で)非常に有効に機能しているだけに、その片鱗だけでも上記のシナリオに活かしてほしかったものである。 オートセーブ形式は継続されている。長さはさほどでもなくなったが、やはり毎週セーブは入る。 ADV的なインターフェース周りは相変わらず古く、バックログも無い。 イマイチ呆気なく、達成感に乏しいエンディングも相変わらず。 細かなバグが多い。 誤字も結構ある。中には「遙華」→「遥香」という名前間違いや「ドリ☆ペリ」が「ドンペリ」と表記されるという商品名をもじり忘れている大きなミスも存在する。 アップデートで修正された他、PS3版とVita版ではほとんどが修正されている。 本シリーズの会話の楽しみの一つであるホストガールのプロフィール埋めは項目が前作と全く変わり映えせず、前作プレイヤーは既に知っていることをまた聞くことになる。 もちろんプロフィールを聞くための会話は前作と全然別だが、ここは少しは追加なり変更なりしてほしかったところ。 クリスマスENDが暴発しがち。 本作から発生するようになった「クリスマスEND」なのだが、意図しないタイミングでこのルートに入ってしまうことが多い。 発生条件が割と緩めで、このゲームの常套攻略である「そのホストガールをひたすら指名」をやっていると入ってしまいがちになる。 知っていて入るならいいが、ハッピーENDを狙っている最中に知らずに、または誤って入るとそれまでのプレイ(5/12ヶ月分)は当然全部飛んでしまう。 クリスマスデートからクリスマスENDに移行しないパターンもあるのだが、条件が自明ではなく、気付いたとしても攻略本・攻略サイトでも見ないと確信は持ちにくい。 結果、リスク回避のために「クリスマスデート自体を避けて見ない」プレイになってしまうプレイヤーも多い。 一応、このエンディングもヒロインと付き合うエンディングではある。だが、やはりハッピーENDがこのゲームの正統エンディングという構成になっている以上、最初はそこを目指すプレイヤーがほぼ全数であり、意図しないタイミングで叩き込まれると色々な意味で計画が狂ってしまう。 逆に「ドリー虫」は発生条件が満たしづらいせいで空気。 発生条件は「プレイヤーが酔っていない状態でアフターに誘われ、更に特定の選択肢を選ぶ」というもの。 アフター自体はホストガールを指名し続けていれば必ず誘われるものだが、基本的にETS(酔い)で攻略を進めることになる本作で、「酔っていない状態でアフターに誘われる」という機会はかなり少ない。 ☆イベントには指定されていないので(*8)コンプリートや実績のために狙って見なければならないということがないのは幸いだが、逆に言えば特に見る必要もないのでだいぶ空気。 何周もプレイしたのに 「こんなイベントがあること自体知らなかった」 というプレイヤーが少なからず居るであろうレベルである。 上記のクリスマスイベントの問題点も合わせ、どうもイベントの開始条件が練られていない。 このイベントは本作のイベントの中でも「露骨」なものの一つなので、あえて普通プレイで満たしにくい条件にして隠したという見方も出来なくはないのだが……ロデオマシンがそんなことを気にせず強制イベントとして出て来ることを考えると、やはり恐らく条件設定の不備だろう。 総評 前作から多方面で新要素を追加しつつ、システム的な難点について改善が図られている。 豊富なテキスト量や声優の熱演、美麗な音楽・ダンスといった前作の長所を継承しつつ、新要素はどれもアイデア性に富んでおり、裏目に作用したものは殆どない。 突飛な世界観や「ヒロインが成人で、酔わせることができる」という本シリーズ随一の特長が活かせており、新キャラも違和感なく溶け込み受け入れられている。 一方、前作で問題点となった部分について、全く改善がなされていない部分もいくつか見られる。 システム的な作業性の強さ、戦略性の弱さについては最早ゲームの構造上どうしようもない感も否めないが、とは言え欠点としてはまず指摘されてしまう部分である。 没入感を持たせようと様々なチャレンジを行っているにもかかわらず、肝心なところで演出が弱いことが多い点も目につく。 前作同様に尖った特異なゲームであることは間違い無く、長所も短所も目立つタイプの作品である。 世界観含め、相変わらずやや人を選ぶ部分はあるが、興味を持ったなら遊んでみて欲しいと言える魅力は多数備えている。 ドリームクラブ ZERO ポータブル 【どりーむくらぶ ぜろ ぽーたぶる】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 プレイステーション・ヴィータ 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイト(メイン開発)タムソフト(音響・ボーカル曲)サウンドエイムス 発売日 通常版:2011年12月17日Best版:2013年10月10日 定価 Vitaカード版:6,090円(税込)ダウンロード版:5,040円(税込)Best版:2,940円(税込) 判定 バカゲー ポイント 劣化は少なく携帯機版としては充分通用するVitaのハード機能を組み込んだ新要素ハード間で突出した魅力を確立する程までは行かずか 概要(ZEROポータブル) 『ZERO』のPSVitaへの移植版。Vitaのローンチソフトとして発売された。 無印が『ポータブル』としてPSP版移植された際はゲーム内容自体にはほぼ変更が無く、基本的にはただの移植であったが、本作はVita用の追加要素も複数実装されている。 変更点(ZEROポータブル) 無印のポータブル版同様、ETS中の360版で「○」「△」「×」になっていた3択は顔文字で表示されるよう変更されている。 入店時に、ガチャガチャの他に「ブロマイド」を引けるようになった。4枚1セットで購入できる(お値段はゲーム内価格で 5,000円~50,000円 )。 手に入れたブロマイドには各ホストガールが映っており、主人公の自室で鑑賞できる。Vitaの画面全体に拡大して見ることも可能。 ブロマイドはパックに入っており、カードゲーム等のパックを開ける時のように、切り口のところから指を滑らせることで開ける。 全100種で、B~SSSまでのランク(レア度)が存在する。 レア度の高いブロマイドにはVitaの傾き検知機能を利用した加工演出があり、見る角度やVitaの傾きによって見え方が変わるようになっている。 Vitaの「near」機能を活かした、ブロマイドの交換機能が付いている。 半径50km以内のプレイヤーと交換が可能。専用画面でホストガールと会話しながら渡すブロマイドを選んで通信する。 「ドリー犬」というイベントが追加。ホストガールとの同伴イベントの際にプレイすることになる。 犬に意識を移し、ホストガールのあちこちを舐め回せるというもの。なにそのオカルト展開 犬のイラストはゲーム中には登場せず公式サイト等で見られるが、 見た瞬間ぶん殴りたくなるような、全然可愛くないスケベ顔 をしている。 VIPルーム到達以降のミニゲームとして、「チークタイム」が追加。ドリームクラブ内で自由に行うことができる。 Vitaをホストガールの両腕に見立て、左右に揺らす(傾ける)ことでチークダンスを踊る。適切に踊れているとムードが高まっていき、最後はボタンを押すとターンを行ってフィニッシュとなる。 特定のタイミングで息を吹きかけるとホストガールが恥ずかしがる。 既存のミニゲームにも手が入れられている。 カラオケでの音ゲーでは、マーカーの流れて来る方向が360版と異なっている。オプションで「クラシックタイプ」を選べば、360版と同じものに戻すことも可能。 「オムライスラブ」「チョコレートラブ」等では、アナログパッドではなくVitaの背面パッドで操作するよう変更されている。 カラオケの視点変更に「カメラ小僧」が追加されている。 これを指定してVIPルームに到達すると、カラオケ中にホストガールを 下から覗けるようになる。 用途はお察しください。 現在のところ、シリーズ中でもこの「下からの覗き込み」ができるのは本作(ZEROポータブル)のみ。 ホストガールがデート等で着て来る私服が、全ホストガールに追加。 計3着となり、4ヶ月ごとに入れ替わる。 ゲーム本編での写真撮影の如く、ホストガールと リアル写真を撮れる 機能「ドリームスナップ」が追加された。 Vitaで写真を撮りつつその光景にホストガールを合成し、プレイヤーとのツーショット写真を撮れる。撮った写真はメモリーカードに保存可能。 ホストガールは拡大・縮小や回転が可能で、ポーズも15種から選ぶことが可能。ポーズは本編ストーリーの進行に伴って徐々に追加される。 撮った写真はフレームのデコレーションができる。デコレーションパーツは入店時のガチャガチャから入手可。 評価点(ZEROポータブル) 「背面タッチ」「傾き検知」「near」といった、PSVitaというハードの独自機能がふんだんに楽しめる。 特にブロマイドのレアに見られる加工描写は、ゲーム画面ではなくカードダスやカードゲーム等で見られる本物のプリズム加工と見紛うほどリアル。 デート後に行われる写真撮影は、携帯機になったことと操作が変わったことを合わせてよりリアルな操作感覚になった。 その他のミニゲーム群と合わせて、Vita独自の操作感は一通り楽しむことができる。 フルボイスであることはしっかり継承しており、新イベントは当たり前として、ブロマイドの交換時にホストガールと対面した際のボイスも収録されている。 据え置き機と携帯機の視点や画面サイズの違いを考慮した、携帯機ならではの演出が意識されている。 携帯機であるため「まるでホストガールと一緒に飲んでいるような感覚」は薄れているが、代わりに新しいミニゲームではホストガールがアップになることで携帯機特有の「ホストガールに接近している感覚」を演出している。 前作や移植元でホストガールにこれだけ顔を近づける機会はエンディングのキスシーンぐらいしかなかったため、本作の特有の魅力と言えなくはないだろう。 また、繰り返しになるが、現状カラオケ中のホストガールを 「下から視点」で眺められるのは本作だけ である。 問題点(ZEROポータブル) 「ドリー犬」や「チークダンス」について前述のような意図は確かに伝わるものの、結局のところ面白いかと言うと何とも言えない。 一発ネタ要素として見てもせいぜい「ドリー犬」の顔ぐらいで、かと言ってホストガールの反応をそこまで楽しめる要素という訳でもない。 ブロマイドのイラストはホストガール達の3Dグラフィックと既存絵のみで、ブロマイド用に新しく描き起こされたものはない。 総評(ZEROポータブル) 携帯機移植としてプレイ感を損なうような劣化は無く、追加要素も備えている。 加えてVitaの機能を良く活かしており、「Vitaではこんなことができるんだ」というローンチソフトとしての「ハード紹介」の役割も大いに果たせていると言える。 画面や操作構造の異なる携帯機で、どうすれば携帯機特有のリアルさが感じられるだろうという試行錯誤の跡が窺い知れるのも好印象である。 とは言え、実際のところ追加要素自体がゲームとしてより面白くなる、キャラクターの魅力を引き出す方向に動いたかというと大して……という感は否めないところ。 悪く言えばXbox360版やPS3版とさしたる違いはなく、良く言えば移植元と同様の魅力に溢れていると言ったところだろう。 ただ、パンツァーには本作を強く勧める。 ドリームクラブ ZERO スペシャルエディぴょん! 【どりーむくらぶ ぜろ すぺしゃるえでぃぴょん】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 プレイステーション3 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイト(メイン開発)タムソフト(音響・ボーカル曲)サウンドエイムス 発売日 2013年1月17日 定価 通常版:7,140円(税込)ダウンロード版:6,090円(税込) 判定 バカゲー ポイント ドリクラの聖域「受付」がカラオケのみ解禁それ以外は大きな差異なし 概要(スペシャル) PS3への移植版。 おおむね360版からの単純移植だが、地味に人気は高いもののホストガールでないため非攻略キャラクターであることから、ドリームクラブの「聖域」とも表現される「受付」をフィーチャーしたことが注目要素となっている。 Vita版『ZERO ポータブル』の追加要素は引き継いでいない。 変更点(スペシャル) 受付のカラオケ 起動時メニューのカラオケモードから、受付にカラオケを歌って貰うことができるようになった。 曲はDLC含めた全22曲全てに対応。もちろん酔い状態(カワオケ)バージョンも存在する。 衣装の追加 デートイベントに着て来る衣装が追加され、各ホストガールの春・夏・秋・冬それぞれで全て別々の衣装を着てくれるようになった。 DLC引継ぎ 完全な引継ぎではないが、Vita版『ZERO ポータブル』のDLCを購入していると、本作のDLCが割引される。 また、360版と同様、無印とはDLCコスチュームの購入内容を共有している。 総評(スペシャル) 無印と異なり、Xbox360版の時点でシステム改善が行われているためハード間の差異は少ない。 とは言え、特にハードを選ばないのであれば据え置きかつ追加要素のあるこのPS3版が推奨されることも多い。 余談 本作の主人公は公式のスクリーンショットに倣って「(ドリーム)レイタロウ」と呼ばれることが多い。 パッケージイラストの前列で 何故かヤンキー座りをしている 雪(セッちゃん)はよくネタにされる。 しかも、何故か一人だけちょっと顔が怒っている(ピースサインはしてるが)。背が低いので、集合絵だと大抵前にいるのが嫌なのだろうか? 一言言っておくと、彼女は毒舌家なところは確かにあるが、ヤンキーではない。誤解無きように。 前作と違い攻略は比較的平易であるため、前作の亜麻音ルート、通称 「最高のお友達END」 のようなプレイヤーのトラウマになるような展開は無くなった。 だが、もちろん油断して攻略を誤るとバッドエンドには突入する。 特にあすかのバッドENDは凄まじく、詳細は敢えて省くが 驚愕の展開 (別に悪い意味ではなく)。多くのプレイヤーからネタにされている。 シリーズのキャラは他のD3パブリッシャー作品で度々ゲスト出演・コラボが行われているが、本作のホストガールのうち、ノノノは特に他作品コラボに恵まれている。 『お姉チャンバラZ~カグラ~』のPS3移植版『お姉チャンバラZ~カグラ~ With NoNoNo!』ではタイトルにも使われている通り、 ノノノがプレイアブルキャラクターとして出演する ことが一つの目玉として宣伝された。パッケージでもアップで映っている。 『バレットガールズ2』ではDLC衣装としてノノノの服が登場。同じ声優のジェリーに着せると専用台詞を言うネタもある。 ノノノ以外のホストガールも地球防衛軍シリーズのDLC武器ピュアデコイ・ランチャーのネタとして、度々登場している(ノノノ・遙華・あすかは『地球防衛軍5』のDLCに採用)。 上記のコラボ優遇の原因かは定かではないが、おそらく本作発売前後で最も注目を浴びた声優はノノノ役の金元寿子氏だろう。 発表当時、前年にデビューしたばかりの新人であまり知名度が高いとは言えずさして注目を浴びていなかったのだが、発売直前に放映されたアニメ『侵略!イカ娘』の主演で一気に知名度が向上しており、合わせて本作出演も注目されることに。 そしてこれまで演じてきた役柄のピュア(本来の意味で)っぷりと本作のノノノとのギャップに、大きな衝撃を受けるファンを大量に生み出すのであった この影響か、ニコニコ動画のD3P公式チャンネルのノノノカラオケPVが異様に再生数を伸ばしており、『ZERO』関連動画の再生数では1位、チャンネル全体でも3位(2019年5月現在)という盛況ぶりとなった。 webラジオへのゲスト出演時や上記『お姉チャンバラ』のPVでも「イカ」はちょこちょこネタにされている。
https://w.atwiki.jp/a320/pages/141.html
CPS-2 ストリートファイターZERO3 [エミュレータ] CPS-2 [R O M ] ストリートファイターZERO3 [画 面] × [ 音 ] × [速 度] × [評 価] 変換はできるが、起動しない [特 記] StreetFighterAlpha3(USA980904)+StreetFighterZero3(Japan980904) -- (名無しさん) 2009-06-12 12 19 24
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/4212.html
+ セリフ一覧 Grand summon 召喚 「私はガレス。 ―――円卓第七席、アーサー王に仕えた騎士です!」 Synthesis レベルアップ 「魔力が馴染みます。おぉ……!」 霊基再臨 1 「やはり自分には、この姿が馴染みます。武装していればこそ、あなたと共に戦えますから。ちなみに、武者修行時代の鎧かもです、これ」 2 「ん? 何か変わりました? よく分かりませんが、ありがとうございます」 3 「うおぉ、すごい! 円卓時代の鎧ですよ、マスター! すごいすごい!」 4 「かつて我が王、アーサー・ペンドラゴン陛下にお褒めいただいた、我が槍……あなたの命あらば、何をも貫きましょう。そのご意思に従い、誰も彼をも貫きましょう。……けれど願わくば、どうか、世の平穏のために、私をお使いください。……なんて、ちょっと気取ってみました。えへへ」 Battle 開始 1 「円卓第七席、ガレスが参ります!」 2 「このガレス、勝利を得てみせましょう!」 3 「本気で、やります! よろしいですね?」 スキル 1 「体力には自信あり!」 2 「私の手、よく褒められるんですよ? えへへ」 3 「指輪よ、力を!」 コマンドカード 1 「はい!」 2 「なるほど」 3 「ふむふむ」 宝具カード 1 「よろしいのですね?」 2 「アブソリュートリィ!」 アタック 1 「えい! やあ!」 2 「たぁーっ! あったった……」 3 「いけぇー!」 4 「せぇーの! どーん!!」 エクストラアタック 1 「えい! やあ! はぁーっ! ファイア!!」 2 「えい! やあ! なんちゃってアロンダイトオーバーロード!!」 3 「たぁーっ! はぁーっ! ファイア!!」 4 「たぁーっ! なんちゃってアロンダイトオーバーロード!!」 宝具 1 「参ります! てぇーいっ! うおおおおっ! とどめっ! 『 猛り狂う乙女狼 (イーラ・ルプス)』っ!」 2 「仕留めます! 我は狼! 我が槍は必殺の牙! いくぞっ! 『 猛り狂う乙女狼 (イーラ・ルプス)』っ!」 ダメージ 1 「ぬあぅっ!」 2 「なんの!」 3 「なにこれぇ!?」 4 「まだまだ!」 戦闘不能 1 「無念であります……」 2 「私は、もっと……!」 勝利 1 「ビクトリー! 勝ちましたよ、マスター!」 2 「ふっふっふ。小兵と見て油断したな?」 3 「これでも円卓の騎士。負けません!」 My room」 会話 1 「じっとしていると根っこが生えてしまいますよ! マスターはお若い! 私もヤング! なので、ドンドン動きましょう!」 2 「マスターとサーヴァントというものは、王と騎士のようなもの、なのでしょうか。ちょっと違う、ですか? うーん、えへへ、難しいですね」 3 「王と騎士というなら、自分にはアーサー王が居ますし、先輩と後輩という事ならわかりやすいのですが、しかし、貴方の後輩はマシュ殿ですし。うーん。うーん……難しい」 4 「我らが騎士王! あ……アーサー陛下!! お会い出来るなんて……うう……申し訳ありません……申し訳ありません! 最後の戦いを、伴に出来ず……」(アルトリア・ペンドラゴン 所属) 5 「ベディヴィエール卿! ああ、本物だ! あれ、その腕はどうなさったんです? 厳密には別人? 何の事です?」(ベディヴィエール 所属) 6 「兄様、ご機嫌麗しく。ガヴェイン様……えっと、えへへ、私の髪をくしゃくしゃにするの止めてください怒りますよ? でも兄様、お会いできて嬉しいです。大好きです!」(ガウェイン 所属) 7 「モードレットの気配が……んーもっと話がしたいのに、機会がありません」(モードレッド 所属) 8 「浮気は駄目だと思います。トリスタン卿、トリスタン卿! よそ見はしないでくださいね、トリスタン卿」(トリスタン 所属) 9 「じ、実はちょっとだけマーリン様は苦手なのです。好きなのですが、ちょっと怖いと言うか……何故なのかはよくわかりません。マスター、マーリン様には内緒にしてくださいね」(マーリン 所属) 10 「あれ? ギャラハッド卿? ギャラハッド卿……ですよね? どうして女の子になっておられるのです? ああ、違った!マシュ殿でした! すみません!! うう……つい」(1部6章クリア後) 11 「きゃあ!! 嘘! 嘘嘘嘘!! 何ということ!? ありえません! あ、あの頃のランスロット様が居られるとは……そんな、馬鹿な!! あわわ……あわわわわ……あわわわわわわわ……あ、私は、どうしたら!」(ランスロット/セイバー 所属) 12 「その禍々しさ……私を殺した、あの日によく似て。ランスロット様。今も、私の声は届かないのでしょうね」(ランスロット 所属) 13 「ふむふむ、フランク王国の騎士! では、私と槍試合をしましょう、是非!」(アストルフォ、ブラダマンテ 所属) 14 「槍試合、しましょう!!」(槍使い 所属) 15 「え? アーサー王……陛下? あれ? 色々違うような……でもあの、とても申し上げづらいのですが、室内で馬はどうかと……」(アルトリア・ペンドラゴン/ランサー、アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕/ランサー 所属) 16 「陛下? ですよね。……です、よね?? ……むむむ?」(アーサー・ペンドラゴン〔プロトタイプ〕 所属) 好きなこと 「好きなものですか? 槍と盾! 槍だけでも良いですが、槍試合をしてくれる方、居ないでしょうか。けど室内で馬を走らせるのもなぁ……」 嫌いなこと 「嫌いなものは油汚れです。……なかなか落ちないんですよねあれ」 聖杯について 「魔力の塊?としての聖杯に興味はありません。真なる聖杯、かつて我が王が求めたものであれば或いは……。いえ、もしもあったとしても、私などには掴めない……。円卓の中で聖杯を得ることが出来たのは唯一ギャラハッド卿のみ。他に可能性があるとしたら……ああ、そうですね、パーシヴァル卿ならば、もしかすると」 絆 Lv.1 「ロット王とモルガンの子、ガレスです。かつてはアーサー王に仕え、円卓第七席を戴いておりました。あ、もちろん初代の七席ではないですよ。円卓の騎士は常に同一のメンバーであった訳ではないのです」 Lv.2 「私は円卓に加わった最後の騎士、と言う事になるのでしょうか。未熟な身ながら他の騎士の方々や、なにより陛下とランスロット卿が取り立ててくださったのです。あ、言いましたっけ。私、ランスロット卿の従者のような事をしていたんです」 Lv.3 「『いつの日か最も優れた騎士となる』『いずれ兄弟全員と匹敵する真の騎士になる』みなさんからはそんな風に言っていただいて。身に余るお言葉でした。え、プレッシャー? もちろんありましたが! ありませんとも!」 Lv.4 「ランスロット卿の告発をアグラヴェインお兄様が決意なされた時は悲しかったです。ただただ、悲しかった。私はもちろん反対しました。だって、ランスロット卿なんです。私を正式に騎士に叙してくださったのは。私にとって、ああなりたいと言う、理想の騎士だったのです」 Lv.5 「はい、かつての私はランスロット卿に殺されました。何が起きたのかも、よくわからなかった、かな。ギネヴィア様を助け出して、走ってきたランスロット卿の姿を目にして、私は、あの方に……。いえ、未練ですね。今更何を言ってもあの日の私を止める事は出来ないし、私は何の言葉も頂けないし。彼の手が、私の頭蓋を叩き割った過去は変わらない。彼の瞳には、私、少しも映りこんでいなかったでしょうね。わかっているんです。もう今さら悔やんだりはしません! ただ、槍を振るっていた頃の姿で召喚されたからには、あの頃と同じく全力を以って戦うまで! がんばります私!」 イベント開催中 「楽しげなお祭りのようですね。イベント、あぁ、そういうものですか。では早速参りましょう、マスター!」 誕生日 「お誕生日、おめでとうございます。めでたき日にて、では、久々に私が厨房に立つなどしてみましょう。お任せを! 下働きの真似事をしていたこともございますので!」
https://w.atwiki.jp/shfarts/pages/663.html
ポートガス・D・エース(ZERO) 商品画像 情報 登場作品:ONE PIECE 定価:2,835円 発売日:2011年08月20日(土) 再販日: 商品全高:約145mm 付属品 その他:交換用パーツ(頭・腕・脚部)、エフェクトパーツ、専用台座 キャラクター概要 商品解説 良い点 悪い点 不具合情報 関連商品 ポートガス・D・エース -Battle Ver. 十字火-ZERO モンキー・D・ルフィZERO トニー・トニー・チョッパーZERO シャンクスZERO エドワード・ニューゲート【白ひげ】ZERO マルコZERO ジュラキュール・ミホークZERO ボア・ハンコックZERO ボア・ハンコック&サロメZERO コビー&ヘルメッポZERO トラファルガー・ローZERO “赤犬”サカズキZERO “青雉”クザンZERO “黄猿”ボルサリーノZERO バギーZERO スモーカーZERO たしぎZERO ペボZERO ジョズZERO ユースタス・キッドZERO シルバーズ・レイリーZERO ドンキホーテ・ドフラミンゴZERO 戦桃丸ZERO クロコダイルZERO バーソロミュー・くまZERO ケイミーZERO ペローナZERO ゲッコー・モリアZERO アーロンZERO しらほし姫ZERO ハンニャバルZERO サディちゃんZERO マゼランZERO ヤソップZERO アインZERO ゼットZERO ジュエリー・ボニーZERO キラーZERO X・ドレークZERO コメント 名前 コメント